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  • 2014.08.14

峰なゆか×ベッツィー女子のためのセックス対談/なぜ女性誌のセックス特集は平均値を毎回出すのか(前編)

『アラサーちゃん 無修正』の峰なゆかさんとAMでのコラムが大人気のベッツィーさんお二人の特別セックス対談をご紹介します!経験だけに頼らない深いセックス知識を持つBetsyさんが情報収集をするのは、実は海外のファッション雑誌!?「中間がない」日本のカルチャー雑誌におけるセックス特集の意義まで考えます。

『アラサーちゃん 無修正』の峰なゆかさんとAMでのコラムが大人気のベッツィーさんお二人の特別セックス対談をご紹介します!
 お二人の語る女性のためのセックス話は本当に勉強になります…!

峰さんが楽しみにするほどのベッツィーセックスコラム
「男がイキそうなときは玉をひっぱる」

峰なゆか ベッツィー 対談 セックス
(左)峰なゆかさん(右)ベッツィーさん

峰なゆかさん(以下敬称略):ベッツィーさんがAMで連載してるコラム、たのしみにしてるんですよー!

ベッツィーさん(以下敬称略):セックス初心者の女性の参考になればいいなって思って書いてます。

峰:私いちおうセックスのプロなはずなんですけど、それでも新しい発見が多いですよ。
最近書いてた「男がイキそうなときは玉を下にひっぱると少し長持ちする」とか、なるほどって思いました。

ベッツィー:ぎゅってひっぱっちゃうとかわいそうなんで、袋の中の玉をちょっと下に押す感じですけどね。

峰:でもそういう知識はどこで身につけてきたんですか?

ベッツィー:性的な知識を本とかネットで調べるのが昔からすごい好きだったんですよ。
中学生のときから図書館で性の歴史の本とか読んでて、パソコンが手に入ったらAVを見たり海外の下ネタサイトを見たりして。

峰:海外のサイトまでチェックしてるんですか。

ベッツィー:日本ってけっこう情報が少なくて。数年前までネットで読めるのなんて男の人が書いた怪しいハウツーセックスとかしかなかったんですよ。
でも海外の女性向けファッション誌って毎号内容の三分の一くらいセックス記事だったりするんですよ。

峰:マジで!? ファッション誌なのに!?

ベッツィー:「blow job」でサイト内検索するとフェラテク記事だけで何十個もでてきて、内容も充実してるんですよ。そういうのを読みあさったりしてて。

日本の女性向けセックス特集は半分が読者の平均値… みんな読み飽きません?

峰:でも日本の雑誌もセックス特集あるじゃないですか。内容違います?

ベッツィー:日本の女性誌のセックス特集ってページの半分くらいは読者の平均値を出してるじゃないですか。

峰:なんか知らないけど毎回平均値でてますよね。「一回の時間はどれくらい?」とか。

ベッツィー:「週に何回してる?」とか。そんなの毎回読んでもつまんないし、残り半分のテクニック指南でも目新しい情報ってなにもないし、10年前と載ってること同じですよね。
みんな読み飽きないのかな。

峰:でもセックス特集ってすっごい売れるんですよね。ananとかってセックス特集の号は普段の10倍刷るっていうし。

ベッツィー:私もなんだかんだ毎年買っちゃうんですよ……。
でも毎年「上から下に順番に責めよう☆」とか「男の子がいちばん感じるのはカリ裏☆」とか同じことしか書かれてない。

峰:私は最近、まずフェラチオをするときに自分から喉の奥にちんこをぐっと押し当てるようにしてるんですよ。
そうするとすごい粘度の高い唾液が出てくるじゃないですか。
イラマ汁って呼んでるんですけど。
その粘度の高い唾液を使って手コキをするととても調子がいい、というテクをみんなに勧めています。

ベッツィー:私もそれよくやってます! あんなに楽しいこともないですよね。

峰:こんなに便利な汁が出てくるスイッチが喉の奥にあるなんて、人体はうまくできてるもんだなと思いますね。

ベッツィー:セックスの前にコーラとかの甘い物を摂取しておくと、より粘度の高い唾液が出てくるんですよ。

峰:マジですか! すげーためになる!

なんでいきなりアナル責め推奨?
なぜか抜けおちる中級者向けのセックス情報

ベッツィー:でもね、日本のセックス特集ってそういう中間の情報がないんですよ。
ちんこの図解とかの、すごい初心者向けの情報がメインなのに、そこからいきなり突拍子もなく「彼のアナルを舐めてみよう☆」みたいな初心者がやったらぜったい事故るような情報が載ってたりして。

峰:女性誌でやたらアナル責め勧めるの、ぜったいおかしいですよね。
私も前からすごい疑問だったんですよ。

ベッツィー:あれ見てほんとにアナル責めてる人いるのかな。

峰:でも私も中高生の頃はファッション誌の読者体験投稿コーナーで「先生と教室でしちゃった☆」とか「先輩と海辺で3P☆」とか読んで、いま考えるとぜったいあんなもんライターが書いてるんですけど当時は「みんなこんなことやってんだな! 私もがんばろう!」とか完全に鵜呑みにしてましたし。
今って若い子向けの雑誌にもアナル責め情報載ってたりするから、鵜呑みにしてないか心配ですよ。

ベッツィー:いきなり男のアナル責めてもあんまきれいになってなかったりして、自分も相手もイヤな思いするだけで。
日本の雑誌は人のセックスの平均値と突拍子もないアナル責め勧めるばっかりで、もうほんとにそんなんでいいのかな、って思ってて。

峰:でもね、女子って自分のセックスに異様に自信がないんですよ。
「私ってマグロじゃないかな」「なんか変なことしてないかな」ってみんなすごい心配してる。
だからみんなの平均値を知って安心したいんだろうなって。

ベッツィー:あ〜〜〜〜!!!! なるほど!!

峰:でも男の人って自分のセックスが変なんじゃって心配したりはしないんですよね。
けっこう変わったことをする人でもなぜか「え? みんなこんなもんでしょ?」って堂々としてる。
だから男性誌のセックス記事にみんなの平均値ってぜったい載らない。

ベッツィー:男の人ってAV観てるから、こんなふうにしとけばいいんだってのが植え付けられてるけど、女の子って情報が少ないから不安になるのかな。

峰:不安だから余計に「なにかすごいテクを身につけなきゃ!」ってなるんですよね。

自分が楽しむよりとにかくすごいテクを知りたい女子たち

ベッツィー:そうそう、女子からの相談でいちばん多いのって「なにかすごいテクを教えてください!!」ってやつなんですよ。
で、すごいテクを身につけてどうしたいかっていうと、それで彼を楽しませたいとか自分が楽しみたいとかじゃなくて、「彼氏をつなぎ止めたい」とか「セックスレスになるのが恐いから」とかなんですよ。

峰:だからすごいテクが知りたい女子のためにアナル責め情報を載せてるわけですね!

ベッツィー:アナルに手を出すなんていかにもすごいテクっぽいですもんね!

峰:そう考えると、女性誌のセックス特集は女子の持つ自分のセックスへの不安にちゃんと答える形になってるんですね。

ベッツィー:でも悪影響でしかないですよね……。
セックス初心者の人ほど「なんかすごいテク」を知りたがりますけど、でもその前に当たり前のこととして知っておくべきことってあるじゃないですか。
例えば、セックス中に相手が気持ちいいと思ってるかちゃんと見ておくこと
それって初心者の人ってまずやらないんですよね。
雑誌で見たテクニックを無我夢中でやって、相手がどう反応してるか、どのポイントが好きなのかをぜんぜん見ないでちんこしか見えてない。

セックスがヘタな男といっしょのカラクリじゃないですか!!

ベッツィー:そうですね、それで結局、自分が気持ちよくなることを蔑ろにしてるんじゃないかなっていうのが心配。
まず自分が気持ち良くなって、相手も気持ちよくなって、それが大切だと思うんですけど、とにかくテクニックテクニックってばっかりで。

自分がセックスでイケないのは男の責任100%ではありません

ベッツィー:で、案の定そのあとは「私イケないんですけど」って悩み相談が出てくる。

峰:されるー!!! その相談すげー困るんですよ!!

ベッツィー:自分がイケないのは今の彼氏のセックスがヘタなせいで、私の前にテクニシャンが現れてないから私がイケないんだって思ってる人が8割9割ですね。

峰:うんうん!! 「彼氏のセックスがヘタで〜」とか文句垂れてる女を見ると、「それ50%はおまえの責任だろ?」って思うんですけど、なぜか自分のセックスがいまいち気持ちよくないのを100%男のせいにしたがるんですよね。

ベッツィー:イケない女の人って原因は男のテクとかじゃなくて、体ができてないせいだと思うんですね。
だから結局はオナニーで自己開発したらいいと思うんですけど、そうやって伝えると「んー……。分かりました……」とかって返されて。

峰:そうなんですよ! 「どうしたらイケるようになりますか?」って相談って、誠心誠意考えてもオナニーしなよくらいしかアドバイスできないじゃないですか。
にも関わらず、あいつらなんか不満そうなんですよ。

ベッツィー:それでオナニーするかっていったらしないんでしょうしね。
でもまず自分で自分の気持ちいいとこ分かんないと相手にも説明できないと思うんですけど。

峰:うんうん! 私は彼氏ができるとまず私のスパンキング講座を始めてますね。

ベッツィー:なんですかそれ!?

峰:スパンキングのコツを教えるんですよ。スパンキング初心者に叩かせるとめちゃめちゃ弱いじゃないですか。

ベッツィー:分かります分かります! 私もスパンキング好きなんですけど、みんな皮膚の表面をぺちんぺちんやるだけで。あれってやっぱ筋肉に衝撃伝えないと意味ないじゃないですか。

峰:でももっと強くってリクエストしても「痛そうで恐い」って言われるんですよね。
でも尻の皮膚より掌の皮膚の方がどう考えても薄いんだから、叩いたときより痛いのは掌の方なんだよ、って伝えると、「あっ、じゃあ俺が今まで叩いてたやつ、めっちゃ弱いじゃん!」って気付くし、その後も掌の痛さを参考にして叩く強さの調整ができるようになる。

ベッツィー:それすごいいいですね!!!

【後編に続きます】

ライタープロフィール

Betsy(ベッツィー)
セックスとメタルとおむすびを愛する米食系アラサービッチ。

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