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  • 2016.01.12

ジャニオタJK「ひろみが好きすぎて生きるのがつらい」/昔の誰かの恋日記

初恋をめぐる甘酸っぱい思い出って本当にいいですよね。郷ひろみに恋してしまったばっかりに生きるのも辛いと感じ始めた少女はスターと自分との差に苦しんでいました。1970年代、当時の女子高生が綴った日記に秘められた思いを紹介していきます。

 郷ひろみに恋した彼女。「大好き!」と楽しそうに日記を書いていた日々から一転。
アイドルファンのブログでよく見られる「好きすぎてつらい…」域にまで達してしまった様子。
昭和の時代でも、平成の現代でも、アイドルを好きになった人が辿る道は一緒なんですね…。

1973年11月24日 初恋はひろみ似の男の子

昔の誰かの恋日記 かみやじん
ivan marianelli

 辻ちゃんの好きな男の子の事をちょっと聞いた。駅で見かける子で、M中出身だから友達に名前を聞いたら“平井聡史”というのだそうだ。私はびっくりしてしまった。だって、私の初恋の人の名前とすっかり同じなんだもの。急に2年前の中2の時の事を思い出しちゃった。あの頃の私はもう平井君が大好きで大好きで中谷さんに好きな子を聞き出してもらったり、手紙の返事をもらったり。今ごろ平井君何してるのかしら?
と言っても、私はまだ平井君が好きなわけじゃない。私が今好きな男の子はひろみだけ。全然、別の世界で遠い存在の人だけど。(考えてみたら、平井君とひろみってかわいい感じが似てるみたい)

1973年11月30日 私は顔ファンじゃない

昔の誰かの恋日記 かみやじん
人間関係に悩むお年ごろ

 学校帰りに本(マンガ)を見ながらひろみの話が出た。田村さん、佐々木さん、金井さんなどはみんな五郎ファンだから、ひろみの写真見て「足が長いネ。五郎はチョットおちるネ、顔も?おちるかな。でも歌がうまいもんネ」なーんて事を言っていた。私はこういう事を言われるのがとてもイヤだ。

 なぜなら、私はひろみの歌にひかれたのでも顔にひかれたのでもないから。私はひろみのハート、やさしい心が大好きなのだ。ひろみのファンだというと、「顔がいいからネ」なんて事を言われそうなんだけど、私は違うという事を伝えたいなァ。もちろん、顔もひろみって美男子だから魅力を感じてない事もないけど…。

1973年12月9日 好きすぎるから忘れたい

昔の誰かの恋日記 かみやじん
郷ひろみ、野口五郎は新御三家と言われていた

 きょうの「ゴールデンショー」を見て、スッゴクうらやましくなった、ひろみがあるファンの女の子の家を訪ねて、食事をしたり一緒に歌を歌ったりしたのだ。どうしてあの女の子だけ?ずるい!と思ってしまった私はいけない子?ひろみってやさしくてどうしてあんなにステキなの?もうひろみの事なんて忘れたい。私のいつものくせで、またこんな事を思い始めてきた。あるスターを好きになっても、好きになりきってしまうと、もう自分が悲しいから早く忘れたいという事である。

1973年12月11日
ひろみを好きになってしまったばっかりに

昔の誰かの恋日記 かみやじん
ひろみの前はジュリーが好きだったんだね…

 私はどうしてヒロミをこんなに好きになってしまったの?もう前のような気持ちにはもどれないのでしょうか?
私が今思う事は、あの時の「芸能人野球大会」を見なければよかったという事。あの時のヒロミはよく打ったし、けがをしながらも投げている姿に何かを感じたのだ。それからというもの、ひろみはだんだん私の心の中に入ってきて、今ではもう好きになりきってしまい、そして悲しくなり、忘れたいというところまできてしまった。
この日記も、あの野球大会以前には、ひろみの事なんて一言も書いていなかったのに、このごろはひろみの事ばっかり。まるでひろみの事をかくための日記のような気さえする。こんな私にしてしまったのは、ただひろみのルックスがいいからだけではない。私はひろみの性格、やさしくって誰からも愛されるという性格に強く引かれたのだ。

 小学校5年生の頃、私はザ・タイガースのジュリーの大ファンだった。あれ以来、こんなにもスターを好きになったのは、4年ぶりくらいである。中学時代から歌謡曲は好きだったけど、特別に好きなスターはいなかった私なのに。私は自分がいやになってきた。
そしてバカらしく思える。スターなんて、どうせ別の世界の人で、自分の気持ちが伝わるわけでもないのに、こんなにもひろみを好きになってしまった自分の心が!
ある雑誌に載っていた文…
「男の子にとっては青春の代弁者。女の子にとっては永遠のあこがれ…。スター郷ひろみ。ひろみこそ、まさしくスターだ」そう、郷ひろみとは私にとって永遠のあこがれ。そしてスターなのである。だから…私は悲しい!

☆ひろみへの想いが大きくなりすぎてしまった彼女。ひろみを想うあまり、他のアイドルへと嫉妬を向けるようになり…!? 次回は「郷ひろみの月給なんて知りたくない」をお届けします。
※本文に登場する人物名は、すべて仮名です。

Text/かみやじん

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