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  • 2014.05.20

「五月病」を回避する方法!慣れるまで上手く過ごすには?/オネエ精神科医のアドバイス

5月病かも………?

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 GWが空けたこのシーズン、精神科や心療内科を受診する方が増えてくる時期でもあります。
そう、いわゆる「五月病」というヤツよ。
というわけで、今回はこんなご相談をとりあげてみましょう。

Y.Fさん(会社員 20歳)からのメッセージ
「GW明けから仕事を続けていく自信がない。五月病なのでしょうか?」

 今年の4月から入社したばかりの新人OLです。
研修も終わり、GW明けから現場に出始めました。やはり色々とうまくいかず、怒られてばかりです。
なんとか気を張っていますが、「これがずっと続くのか」と思うと、嫌になってしまいます。

 大きな失敗をした日には、なんとなく情けなくて、一人部屋で泣いていることもあります。
仕事と同時に一人暮らしも始めたため、寂しくてたまりません。
この仕事を続けていく自信がなくて、やめてしまおうかなと思うこともあります。
「もしかしてこれが五月病なのかな?」とも思います。
一体どうしたらいいでしょう?精神科なども受診したほうがいいのでしょうか?

 この方は典型的な五月病のケースね。
4月は新しい職場に入り、期待と不安でいっぱいの時期。
でも、まだ研修などでバタバタしているし、気も張っているから、なんとか持ちこたえられるの。
ところがGWで一旦休みに入ったところで、緊張の糸も一旦切れてしまい、色々考え込んでしまう。

 自分が新しい環境に抱いていた理想と現実のギャップが大きければ、「こんなはずじゃなかった」という気持ちも大きくなる。
新しい仕事に慣れるまでは怒られて気分がめいることも多い。
しかも、仕事だけじゃなく、上京してきたり一人暮らしをはじめたり、プライベートでも大きな変化のある時期だから、仕事の疲れもなかなか癒せない。

 なんやかんやで、色々重なりやすいこの時期に、精神的に不調になる。
これが一般的に言われている「五月病」というものよ。

「新しいもの」と「昔からのもの」に焦点を当ててみて


 五月病は、ほとんどが一過性のもの。しばらく我慢していれば、体も慣れてくるし、気持ちにも余裕がでてきてなんとかなるわ。
ただ、慣れてくるまでうまく過ごすコツというのがあります。

 それは、自分がいつも慣れ親しんでいるものに触れるということ。

 五月病の大きな原因の一つには「新しい環境」があるわ。
全てが新しいことだらけだと、疲れてしまう。だから、自分がもともと慣れ親しんだ環境でくつろぐ時間をとることが大切よ。

 たとえばアテクシなんかは、本屋さんや、チェーン系列のショッピングモールをぶらつくのが習慣になっています。
これはどこに行ってもあるし、雰囲気も似ているので、「疲れたな」と感じたときには、頻繁に行うようにしているわ。
また、昔ながらの友人や、親と長電話をしたりするのもOK。慣れ親しんだものは、もちろん「人間」であってもいいわけです。

 昔から変わらないものに触れることによって、「ああ、色々環境が変わったけれど、そうじゃないものもあるんだな」と安らぎを得ることができるわ。
そして、新しく変わったものにも落ち着いて目を向けることができる。
「五月病」の回避には「新しいもの」と「昔からのもの」、この二つに焦点を当てることが大切だと思うのよ。

 ただ五月病も、あまりこじらせてしまうと「適応障害」や「うつ病」など、医療的な対応が必要な疾患になっていくこともあります。
次のような症状が続く場合は、一度精神科や心療内科を受診したほうがいいでしょう。

①眠くても寝付けない。
②せっかく寝付いても、疲れてるのにすぐ起きてしまう。
③気がついたら人前で泣いていることがある。
④食欲が無く、ダイエットしているわけでもないのにここ1、2ヶ月で数キロ体重が減った。
⑤頭痛、吐き気、めまい、動悸などが急によく起きる様になった。
⑥休日も遊ぶ気がせず家に閉じこもっている。

 よく「こんなことでかかっていいの?」って思う方もいるみたいだけど、何かあっても早めの対応をしたほうが軽く済むし、遠慮する必要は全くないわよ。そのための医療機関ですもの。

 参考になったかしら?

Text/Tomy

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ライタープロフィール

Tomy
日本精神神経学会専門医、産業医。精神科病院勤務を経て、現在はクリニックに常勤医として勤務

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