条件反射の「いいね!」の前に、自問自答してみては?          

By dollen By globalcosmic

 女友だちのFacebookを覗いてみましょう。子どもの写真を見て、彼氏とのディズニーランド写真を見て、反射的に「いいね~」と言っていないでしょうか。
ほんとうに私は今、それを羨ましいと思ったのか。私はそんなに、ネズミの国やネズミの海に行きたいのか。みんなが「いいね」と言ったから、条件反射で同じことばを繰り返したのではないか。

 他人のプライベートを「いいね」「いいね」と言い合う「慣れ合い精神」は、プリクラ交換を通してバカになっていったあの頃と実はそれほど変わっていないのかもしれません。

 ひとつの「いいね!」には、背景にさまざまな思いがあるもの。
時にはちょっと足を止め、「それ、どこがいいの?」「何がいいの?」と問い返してみるのはどうでしょう。
すると、今まで言えなかった自分の思いや、ほんとうの欲望があらわになるかもしれません。 A子がアップしている彼氏との温泉旅行の日記。
“何が”、そんなに“いいの?”。一部上場企業に勤めている彼氏がいること? それともその、自分の下半身事情を周りにダダ漏れできるような自意識の浅さ?

 いいね! に頼らないでほんとうの思いに気付くことは、「彼氏ほしぃ~! どこかに良い男いないのぉ~?!」なんて愚痴を言いながらケーキバイキングで太っていくより、ずっと健全だと思うのです。