複雑化する女子の「いいね!」を紐解くと…
われわれ女子のコミュニケーション(→特に恋バナですね)が薄っぺらく見えるのには、3つの理由があります。
1. 単に、面倒くさい。本当は自分以外の恋愛のことなど、どうでもいいのです。
2. どこかで友だちの恋が失敗すればいいな~なんて思っている。キーマカレーを作りに部屋まで押しかけたって、脈なしに決まってるよね。でも行き着くところまで行けば、自分で立ち上がるでしょ。
3. 他人の恋愛にアドバイスする自信がない。われわれ女子は、他人の批判をするほどの人生
経験がないのです。したがって、相手にかけるアドバイスの言葉も持ち合わせていない。
一方、自信満々にアドバイスやダメ出しをする女子は、「おばさんキャラ」扱いです。
面倒くさいし、他人の失敗をどこかで願ってしまう黒い気持ちもあるし、アドバイスに自信もない。だからわれわれは「いいね~!」でお茶を濁してしまうのです。
そんな複雑な私たちのコミュニケーションも、男性から見れば「女同士の足の引っ張り合い」にしか見えないのが悲しいところ。
でも、いろんな思いが詰まったこの「いいね!」こそ、われわれ女子にとっての「本音」なのです。
そして、まるでそれを見透かしているかのように、女性タレントを斬っていくマツコ・デラックスを見て痛快だと手を叩くのは、女子の「いいね!」が、もはや薄っぺらい迎合のフレーズとはいえないほど複雑化しているからかもしれません。
Text/かや
次回は『その「いいね」本音ですか?~いいね!のダイエット編~』です。ぜひお楽しみに!
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Text/AM編集部