11月のテーマ「脱いいね!」では、ネット上だけで完結してしまう恋愛を含めた人間関係や、表面上のやりとだけでコミュニケーションを取ってしまう問題を検証してきました。(2012年11月特集「脱いいね!」特集)
そこで、元Facebook廃人と怯懦する雨宮まみさんに、Facebookでの問題行動、また、いかに利用することでよりよいSNSライフに繋がるか、自身の経験をもとに語っていただきました。今回はそのまとめをお送りします。
廃人事例1:Facebook漬けの毎日
去年の夏くらいまで、1年間くらい引きこもりでFacebook廃人だったんです。Facebookがあれば、ほとんどどこにも行かなくていいくらい。
3.11の大震災のときも、揺れながら、「揺れた」ってFacebookに書き込んでいて、逃げろよっていう状態で…。
Facebookってよくツイッター側の人から、「Facebookってリア充自慢ツールでしょ」ってディスられるんですけど、そんなことはないと思っています。 ニュースフィードがリア充ポストで埋まっている人って、要するにその人本人がリア充なんですよ。(続きを読む→ https://am-our.com/love/84/4235/)
廃人事例2:Facebookにまつわる「しがらみ」
自分が何を考えてるのかを出せない場になってしまうと、興味を持ってくれる人も現れないし、出会いのきっかけの場にすらならない。そんなSNS、見る専用としてはいいかもしれないですけど、付き合いを広げるにはあまり意味がないですよね。
“しがらみ承認”、“しがらみフォロー”には注意! です。それじゃないと“しがらみいいね!”で一日が終わってしまいます。さらに“しがらみコメント返し”で、ご近所付き合いみたいのが延々続いていきますから。
“しがらみ”は現実の社会で十分にあるじゃないですか。(続きを読む→https://am-our.com/love/84/4237/)
廃人事例3:自虐ポストの連投
一日中自虐ポストだけやっていると、書いてあること以外何もない人というか、Facebookにすべて書いてある人みたいに思われてしまって、隠されている部分がない印象を与えてしまうと思うんですね。ネット上に現われている人格が全てみたいな。
恋愛で相手に惹かれていくのは、「この人、何を考えているんだろう」「(ポストしてない空白の時間に)何をしてるんだろう?」と考えさせるミステリアスなところだったりしますよね。(続きを読む→https://am-our.com/love/84/4253/)
廃人事例4:ニュースフィードがブスの垂れ流し
だから、努力しているならしているで、必死すぎない範囲で楽しんでる様子を見せればいいんじゃないですかね。
だって普段まったく料理の写真を載せていない人が、いきなりレストランで出てくるような、すごいの作っていたら、「うわー、ちょっとキツイ、この人必死だな」って思いますよね。「料理上手に見られたい」っていうプライドや、「料理で嫁にいきたい」という必死さが見えるほうがキツい。(続きを読む→https://am-our.com/love/84/4252/)
廃人事例5:オチのないポストは自分の倫理委員会が許さない
きっとそういう女の子らしいことができないから、肝心な場所でも、女の子として堂々とふるまえないんですよ。
気になる男の子の前でも急に「女モード」になるのが恥ずかしくて、つい自虐ネタばっかり言っちゃうっていう人も多いから。
SNS上で、そういう“いい女ぶる練習”“女モードのスイッチをしれっと入れる練習”……、自分も女の子なんだっていうのを自然に出す練習をしてみたらいいと思うんです。
「わ、やっぱ恥ずかしい」ってなったら、削除すればいいわけですから。(続きを読む→https://am-our.com/love/84/4315/)
雨宮まみさんの赤裸々なFacebook廃人事例に、心痛くなる人も多いはず。
賢く使えば、ビジネスチャンスや新たな人脈に出会えるきっかけに繋がる一方で、一歩間違えれば、常に更新が気になって仕方がない依存症状態に陥ることも……。
「Facebook上だけで、会話とかもできちゃうし盛り上がれちゃうから、そこで満足してしまうと、その先に進めないと思ったんです」という雨宮さんの言葉が物語るように、SNS上のコミュニケーションに満足して、これから起きるかもしれない出会いや可能性(恋愛やビジネスを含め)を切り捨てることのないように、賢く扱っていきたいですね。
そんな雨宮まみさんが出演したイベント「雨宮まみ×少年アヤの絶望から立ち上がる恋愛教室」(@11/25 B&Bにて)はおかげさまで大盛況!
そのイベントの様子は、後日レポートいたしますので、乞うご期待!
Text/AM編集部