「イケないからもういい」はなし!セックスはたっぷりの前戯をおねだりしていいです

気持ちいいのにギブアップしてしまう

今までに多くの方からセックスに関する質問を受けてきたんですけど、セックスでイキにくい女性やイッたことのない女性が最中についついやってしまうことがあるんです。それは、気持ちいいと感じていても自分からギブアップして次の工程へ促してしまうことです。

クンニや手マンといった相手からの一方的な愛撫をしてもらっている時に、すごく気持ちいいから続けてもらいたいと思っているのに、ついつい「もう挿れよう」「イケないからもういいよ」と言ってしまったことはありませんか。

なぜ気持ちいいのに止めさせてしまうのかというと、相手の気持ちを勝手に推測してしまうんですよね。「まだイカないのかな」「もう腕が疲れたし早く挿れたいのに」とネガティブな妄想をしてしまって、このまま続けさせてしまうと嫌われるんじゃないかと心配になった途端に気持ちよさが薄れてしまうんです。その結果、愛撫を続けてもらうことへの罪悪感が湧いて「もういいから」と止めさせてしまうんですよね。男性からの「イカせたい」というプレッシャーを察した時も同様に、快感への集中力が途切れてしまいます。イッたフリをして終了させている人も多いです。

イカなくても愛撫をお願いしていい

でも、せっかく気持ちいいことをして貰っているのに、自分から止めてしまうのは勿体ないと思いませんか。二人でセックスする以上は、お互いに快楽を与え合って当然じゃないですか。だからイカなくてもたっぷり愛撫して欲しいとお願いしていいんです。「舐めて欲しい」「もうちょっと続けて欲しい」「止めないで」と言ってもいいです。その分こちらから愛撫する時にお返しすればいいんですよ。そういうのをwin-winの関係とかギブアンドテイクと呼ぶのはちょっと強制的な雰囲気が加わるので好きではないんですけど、二人の得意なことや苦手なこと、好きなことと嫌いなこと、体力などを少しずつ理解した上でお互いがハッピーになれる配分が必ずあるはずです。

イカなくてもいい愛撫に慣れるためには、クンニや手マンはマッサージだと思えばいいと思います。イカせようと頑張ってくれているんじゃなくて、マッサージをしてくれていると思ってください。マッサージ屋さんで施術を受けている時には、ただ気持ちいいだけの時間を存分に堪能できますよね。それはお金を払っていることもありますが、気持ちいいフリをしなくていいのと、クライマックスを求めていないし求められていないからです。それと同じように、相手からクンニや手マンのマッサージをしてもらっている時には、雰囲気を盛り上げようとしたり無理に感じようとせずに、ただ気持ちいいことに体を任せてみたらいいと思います。そして「こっちも揉んでください」「そこはくすぐったいです」と、より気持ちよくなれるように誘導していくともっといいです。