レッツ!クッキング
「最中の月」の材料は、餅米粉とザラメと水だけ。
これらの材料をボウルに入れてこねこね。
すると見る見るうちに材料がまとまり、
まとまり、
\モチの完成/
「えwwわたしたち今日はモチを作るんだったっけ?」と知人とザワザワしながらこのモチを蒸し器に入れて10分ほど蒸す。
そして10分経過。
「えwwwwモチじゃんwww最中(もなか)をつくるんだよね?今日wwww」と場内は更にざわめく。
いやいや、これを小さく薄くのばして焼けば最中になるんだと信じて作業をつづける。
モチ.……いや、「最中の月」の生地はもちもちしていて、薄く丸くのばすのはかなり難しかった。
モチ……ではなく「最中の月」の生地を丸くまとめたら、クッキングシートを敷いたフライパンで油を使わずに焼いていく。
「やばいwwwモチをつぶして焼いてるだけじゃんwww」と口のなかの頬肉を噛んで笑いをこらえながらも着々と料理は進んでいく。
だんだんとモチのねばねば感がなくなり、カリカリになってきた。
そして完成した江戸吉原の遊廓で名物だった「最中の月」がこちら!
そうなんです。「最中の月」の正体は白く丸い形をした煎餅風の干菓子なのです。
最中の月は当時から有名で、「吉原は竹の中から月が出る」という川柳も読まれ、竹村の店で買える菓子の代表だったこともうかがえる。
ちなみに、みなさんが想像する最中の皮で餡子を包んだものは「最中饅頭(もなかまんじゅう)」などと呼ばれ、別物の菓子だったようだ。
「最中の月」の味は、ほんのり甘く、食感はオーブントースターでモチを焼いたときに膨れてカリカリになった部分と似ている。