風呂から参加することの副産物
我々一般人のオンライン飲み会でも、何を喋っているのかハッキリ伝わることが大事です。聞こえづらいと、聞く側の「聞く意欲」が失せます。「なに喋っているのかわからないからいいや」みたいな。
とは言え、狭い日本の集合住宅で、劇団四季の団員のような大声で喋るのはご近所迷惑です。自宅住まいの場合だと、自室に籠もったとしても、家族に筒抜けちゃうので恥ずかしい……。
そこで、風呂場に籠もることを推奨します。風呂場なら、大声を出さずとも声が響くので、喋っている内容がハッキリと伝わります。「えっ、いま何て言ったの?」「もう1回言って」などの、オンライン飲み会あるあるが回避できるのです。
風呂場からの参加は、喋っている内容がハッキリ伝わることが最大のメリットですが、ほかにも副産物がございます。「なんで風呂場からなんだよ……!」とツッコミどころ満載なので、いきなり飲み会の主役に躍り出ることができるのです。ツッコミどころ満載……から転じて、「下半身にもツッコミたい」というムラムラを誘発できます。
風呂では「アヒルのプカプカ」が必須!
また、風呂場での酒といえば、湯船にお盆を浮かべ徳利とおちょこを乗っける温泉スタイルが王道ですよね。そこから、「コロナが落ち着いたら温泉に行こう」という流れに繋げることも可能です。
そして! 湯船に浮かべるものといったら、なんといっても「アヒルのプカプカ」です。子どもの頃、風呂に入る楽しみといったら、黄色いアヒルをプカプカ浮かせて遊ぶことでしたよね。アヒルのプカプカは、子どもの笑い声が響く、温かな家庭の象徴! 画面に映るアヒルのプカプカを見て、家庭を持つって良いなあと、男性の結婚願望を高めることができます。「緊急事態宣言が明けたら役所に婚姻届を出しに行こう」という流れに繋げることが可能です。
以上を踏まえ結論! 緊急事態宣言明け、なるはやで結婚したいなら、オンライン飲み会には風呂に浸かりながら参加しましょう。酒だけでなく、アヒルのプカプカを浮かべる小細工もお忘れなく。
Text/菊池美佳子
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