なぜクンニは「当たり前のプレイ」として確立されないの?クンニ独立宣言

ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様で一番フェラを頑張っている女性って誰?」
担当編集I嬢:「フェラへの向上心がずば抜けた人が多いし、フェラがテーマの記事数もずば抜けてますね」

とある説によると、フェラってひと昔前は、娼婦だけが行なう特異なプレイだったらしいです。それが今では、娼婦だけではなく一般女性も行なうプレイとして確立しています。セックスする際はフェラをするのが当たり前! むしろフェラしないセックスのほうがイレギュラー……みたいな風潮といっても過言ではありません。

では、同じオーラルプレイ部門からクンニはどうでしょうか? 担当編集I嬢いわく、「クンニはオプション的なイメージですよね」と。うん、確かに。セックスではクンニをするのが当然&クンニのないセックスはイレギュラーって風潮なんぞございませんゆえ。

まさにオプション! 風俗店でいう、嬢のパンティお持ち帰りみたいなもんです。当然のようにお土産として持ち帰ることはできないが、オプションとしては確かに存在しますからね。

クンニが市民権を得ていないのはなぜ?

今こそ全ての日本国民に問います。

なぜクンニは、フェラに比べ「当たり前のプレイ」として確立されないのでしょうか?

なぜクンニは当たり前のプレイじゃないの?

そんなことも知らずに、やれ「内側に入り込んだ構造になっている女性器を舐めるのは確かにハードルが高いかも」とか、「男性器は身体の外側に飛び出しているぶん、蒸れや匂いも女性器ほどではないだろうし」などと言っている日本人のなんと多いことか。

しかしミカコちゃんは知っています。クンニが、フェラに比べ「当たり前のプレイ」として確立していないのは……!? 「大半の男性は『イヤよイヤよも好きのうち』を見抜くことができないから」です。

「イヤよイヤよも好きうち」がわからない

女性を大別すると、以下2タイプに分かれます。クンニが大好きな女性と、クンニが大嫌いな女性です。AMに集うのは、性に貪欲な女性ばかりでしょうから、おそらく前者タイプが大半でしょう。「クンニ大好き!」「顔面騎乗でクンニされるのはオンナとして生を受けた醍醐味!」といったところでしょうか。

クンニ大好きな女性にとっては、クンニ大嫌いな女性が存在するとは、にわかには信じられないかもしれません。確かに、「クンニ大嫌い」は、表現としてやや語弊がありますね。正確に言うと「クンニが恥ずかしい」と表現したほうが的を射ているでしょう。

むろん、性に貪欲な女性とて、クンニを恥ずかしがることはあります。ですがそれはあくまでも、クンニの快感を高めるための演出として。「超キモチー!」という本音を隠し、「は、恥ずかしいぉ……」とシーツを握り締めたり、「お顔の上に跨がるなんて、そんなお行儀の悪いことできないぉ……」と眉間に皺を寄せたりした経験、一度や二度ではないはず。

そりゃ、少しくらいは「恥ずかしさ」もあるかもしれませんが、それ以上にクンニの快感が勝るのです。それが性に貪欲な女性という生き物。