LINEだけする3つの理由

なぜ男性は、2回目会う意志もないのに、LINEだけ続けるのでしょうか? 2回目会う意志がないなら、未読スルーや既読スルーで「お察しくださいオーラ」を発動させりゃラクであろうに……。
筆者が思うに、おそらく彼らはヤリモクだったと思われたくないのでしょう。

1回セックスした途端、LINE頻度が激減するって、ヤリモクでしたと言っているようなものですからね。「2度と会わないオンナからどう思われても平気なのでは?」とツッコミを入れたくなりますが、そこには彼らなりのポリシーが存在するのでしょう、きっと。

もしくは、「2回目会う意志はない」「しかしLINEはしたい」と思っているのかもしれません。一般的には、「男性にとってLINEは単なる連絡ツールで、マメなやりとりは面倒なもの」と言われています。しかし最近は、男性でも四六時中LINEを弄っているような、LINE中毒者が増えているように見受けられます。信号待ちをしていても、電車に乗っても、カフェに入っても、どいつもこいつもスマホを弄っているような一億総LINE時代ですからね。「日常的にLINEし合う女性がいる」という部分が、彼らにとっては重要なのでしょう。

ほか、「自己暗示」である確率もけっこう高いかと……。性欲旺盛だった20代前半に比べると、年齢を重ねるにつれ、男性の性欲は徐々に下降していくという説は有名です。先日のセックスで性欲発散し、当分はセックスせずともノープロブレムという気分になっているのでしょう。
それと同時に、「当分セックスはノーサンキューだなんて、オスとしてこのままでいいのか?」という不安も湧いてきます。このまま性欲が下降し続け、枯れるわけにはいかない……ヤル気を出さねばと、自分自身を鼓舞すべく、LINEでのコミュニケーションを続行しているのでしょう。女性とLINEする……つまり接点を持ち続けることで、「俺の性欲は下降しているわけじゃないのだ!」と、自分自身に言い聞かせているのかもしれません。

「ヤリモク疑惑回避」「LINE中毒」「自己暗示」……どれもこれも、しょーもない理由ばかりですね。そう考えると、無理に2回目へと繋げる必要はないのだと思った次第です。

Text/菊池美佳子
記事初出:2017.03.13

次回は <男性がセックス中にあえぎ声を出さない理由と、女性が声の大きな男性を求める心理>です。
「喘ぎ声を出す、反応の良い男性に出会うと、女性は嬉しくなる」―AM読者の女性の皆さん、心当たりはありますでしょうか?今回は分かり合えそうで分り合えない?男女の違いを菊池さんと共に探求してみましょう。