1.ラブホ入室後は速やかに手洗いうがいを

 帰宅後の手洗いうがいは日課になっている人も、ラブホを利用する際は、つい「まぁ、いいや」っと、おざなりになっているのでは? まあ確かに、即・洗面所に向かってガラガラペッって、情緒に欠けますからね。

 筆者は、「お風呂いれてくるね」と、お湯を張りに行くことを大義名分に、洗面所に向かうようにしております。お湯の音で、ガラガラペッをかき消すこともできるので一石二鳥。

 尚、殿方に手洗いうがいを促すのはナンセンスと筆者は考えます。風邪予防の観点からは、お相手にも手洗いうがいを遂行して頂いたほうが良いのでしょうけど、そこまでやっちゃうと「お母さんと小学生男子」になってしまうので。

2.喘ぎ声のボリューム

 大音量でアンアン喘ぎ過ぎると、声帯が酷使された状態になるため、喉部分に炎症が起きます。炎症を起こした喉は、抵抗力が弱まっているでしょうから、風邪のウィルスに感染しやすいのは当たり前! 気持ち良さによる自然な喘ぎ声はしゃーないとして、「相手の興奮を高めるために……!」というサービス精神から大ボリュームで喘ぐのは控えましょう。

3.全裸就寝は× せめてバスローブを

 風邪とは話がズレますが、アナタ様はセックス後、必ずシャワーを浴びる派でしょうか? 筆者は、浴びなくてもへっちゃら派なんですよね。むしろ、「浴びるのが面倒」とすら思っています。セックス後に急激な睡魔が襲ってくるのって、男性の賢者タイムだけでなく、女性にもあるような気がするのですよ。【ハウツー本推奨の「お清めシャワー」を遂行する女】にも書きましたが、動物のメスは、交尾後は妊娠しやすいよう身体を安静にすべく、眠くなるらしいので。

 なので、「シャワー浴びておいでよ」と促すオトコが苦手です。「このまま寝ちゃダメなの?」「このまま寝ようとしている私は不潔女ってこと?」など、余計な思考が湧き上がり、さきほどのセックスで得た充足感が台無しになってしまう……。

 もちろん、これは筆者個人の価値観であって、セックス後のシャワーを必須と考える人もいるでしょう。そんなふうに考えると、相性ってこういう細かい部分がポイントなんだろうなあって思います。セックス後はシャワーを浴びずにそのまま寝たい男女がマッチングすれば、その関係性は継続的なものとなるでしょう。セックス後はシャワー必須の男女がマッチングすれば、これまたその関係性は継続的なものとなるでしょうね。

 話を戻します。セックス後はシャワーも浴びずにそのまま寝たい派は、全裸のまま就寝する人が大半と想定されます。バスローブを羽織ることすら面倒に感じるタイプでしょうから。これが風邪をひく要員であることは火を見るよりも明らか。シャワーは浴びなくてもいい、せめてバスローブを羽織りましょう。

Text/菊池美佳子

次回は <アラフォー婚活男子の会話から知る「セックス観」のスレ違い>です。
隣のテーブルから聞こえてきたのはアラフォー男性の婚活話。いわく、「自分自身もう若くないのだから、相手女性に『若さ』を求めるつもりはない」けれども、「『専業主婦として家庭に入りたい』というリクエストはご勘弁を」とのこと。一方、婚活中の女性が考えるのは……?