女性側としては、貴殿は一般婦女子には見向きもしないんですね、としか言いようがありません。
だったら話は早い、こちらも貴殿には、オンナを出すことは致しませんよってことで、大皿料理の取り分けもお酌も、モテテク・さしすせそ(「さすが」「知らなかった」「すごーい」「センスいいね」「そうなんだ」)も放棄することになります。

　オンナとしての努力を一切行なわなかったわけですから、当然誘いなんぞ来るはずもない……と思いきや！
笑っちゃうことに、宴が果てた後、もしくは後日、しれっと誘ってくるんですよね。
ド厚かましいにもほどがあるとは、まさにこのこと！
誇らしげにCAセックスを語られたあとで、抱かれる気分になるわけないでしょ！
まさか、「社会的ステータスがある俺サマなのだから、ほかのオンナとのセックス武勇伝を聞かされた後でも、喜んで股を開くであろう」とか思っているのでしょうか。

　セックス淑女各位、こういったオトコを甘やかして、誘いに乗ってはいけませんぞ。
というか、自分自身を甘やかし、「不愉快なセックス武勇伝聞かされた後だけど、社会的ステータスのある男性だし、イチオウ抱かれておこう」などと、自分自身を甘やかしてはなりませんぞ。
彼らは、CA女性とセックスできた自分が大好きなナルシストです。
大したセックスパフォーマンスは期待できません。
以上、先日久しぶりにCAセックス武勇伝を聞かされた直後ゆえ、「オトコという生き物はなぜ、CAセックスを自慢するのか？」と再考モードの筆者なのでした。

Text／菊池美佳子

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