無罪放免だろうと仮釈放だろうと、とりあえずはシャバの空気を存分に吸えるわけです。
はい、ようやく本題！
シャバの空気を美味しく吸うには、生理期間中の過ごし方が重要になってきます。
生理期間中は、きっちり禁欲致しましょう。

「生理中でも俺は気にしないよ」などとホザく輩もおりますが、彼らを甘やかしてはいけません。
「お前が気にしなくても、こっちが気になるんじゃボケ！」と、自分本位の姿勢を貫きましょう。
最近、医療関係のお仕事をしている方と話す機会があったのですが、やはり生理期間中のセックスはオススメできないとのこと。
生理は、経血だけでなく、諸々の雑菌等も排出する期間です。
その排出期間にチンが突入してくると、排出されかかった雑菌が、再びマンのなかに舞い戻ることになります。
ね、ヤッちゃいけない理由が明確になると、「断りづらいから、ケチャマン開くか」って気が失せるでしょ。

　それにホラ、生理中のセックスって、シーツが汚れるじゃないですか！
シーツだけで済めば良いのですが、最悪の場合、シーツを貫通して、敷き布団にまで染みてしまう悲劇も勃起……じゃなくて勃発するんですよね。
筆者も、お盛んだったヤリマン期は、半年に1回くらいのペースで敷き布団を赤く染めておりました。
シーツは洗えますが、敷き布団は洗えません。
クリーニング店に頼めば洗えるのでしょうけど、赤く染まった敷き布団を出すのは羞恥の極み！

　そんなこんなで、ヤリマン全盛期はしょっちゅう敷き布団を買い替えておりました。
あまりにしょっちゅうなので、「敷き布団には5000円以上かけない！」と、いま思えばしょーもないMyルールを掲げ、ペラッペラのせんべい布団に寝ていたものです。

「生理中は絶対にセックスしない！」と固く心に誓えるようになったのは、数年前に「ベッド+マットレスで総額11万円」の、筆者にとっては超・高級な寝具を購入した頃からでしょうか。
5000円のせんべい布団とはわけが違いますからね。
汚すわけにはいきません。
筆者の場合、マットレスの上に、さらに敷き布団も敷いているので、さすがに敷き布団まで貫通してマットレスが汚れることはないでしょうけど……。
大事なのは、実際問題汚れるか否かではなく、意識なんですよね。

　生理中のセックスを断れない人は、「ベッド+マットレスで総額11万円」の寝具を買うと良いですよ。
「11万は、自分にとってははした金」という人は、20万でも30万でも、自分にとっての大金を注ぎ込んでくださいね。
来月にはボーナスも入ることですし。
嗚呼、なんだか寝具屋の回し者のような〆になってしまいました。

　寝具屋の回し者云々はさておき！
せっかくの生理明け、赤く染まった敷き布団を担いで粗大ゴミ置き場まで運び、5000円かけてせんべい布団を再購入するのは、あまりにも情けないですよ。
気持ち良く生理明けを迎えるためにも、生理中はきっちり禁欲なさってくださいね。

Text／菊池美佳子

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