『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』が話題の作家アルテイシアさんと、脱力系ヤリチン恋愛コラムニスト・ファーレンハイトさんの対談。
「男の本音、女の本音」について、ガチでトークバトルしてもらいました!
「セックスは付き合ってる人だけ」は正論か?
―女性は「付き合ってる人としかセックスしたくない」と言ったりするじゃないですか?
でもそれを言い過ぎると「付き合おうと言えば騙せる」と逆に裏目に出るのかなって。
アルテイシアさん(以下、敬称略):結婚願望を前面に出す女性が、結婚詐欺に遭うようにね。
『官能女子養成講座』にも「十顧の礼」って書いたけど、要はヤらせないっていう。言葉では「付き合おう」とか何とでも言えるから。
ファーレンハイトさん(以下、敬称略):そう、意味がない。逆手に取られるだけ。
アル:だから、すぐにはヤらないことだと。十回会ってヤれなかったら「この女は落ちない」とヤリチンは去っていくので。
ファー:これがベストな方法かはすごく難しいかなぁ。十顧の礼、つまり「十回会いに来る男じゃないと、あなたのことを本気で愛してませんよ」って考え方は。
アル:いや、じゃなくてリスクヘッジ。ヤリ捨てで傷つかないための。女は「ヤれてラッキー」よりも「ヤらなきゃハマらずにすんだのに」と後悔する人が多いから。
それでも完全にリスクゼロにはできないけど、リスクを減らすことはできるから。
ファー:たしかに一理あって、ヤリチンの心境を解説すると、効率化していきたいから、落とすために同じ子に二回会うのはかなりダルいんですよ。三回目ともなると、どうしてもやりたいか、本当に好きか。そういう意味で、何回も会うのはそれなりのリスク回避効果はあると思う。
ただ、男が意地になってるだけの可能性が残っていて、つまり「一発ヤったらいい」ってケースがあるから一概には言えないんですけどね。
アル:そしたら何十顧の礼にしたらいいんだ(笑)
ファー:だから俺は会う回数とセックスには正解はないと思ってます。たとえば根がナイスなヤリチンの本命とか、やっぱり一回目でセックスしてますからね。俺も彼女とは会って一回目でセックスしてますし。
だから、まあ必ずしも一回目で股を開かなくてもいいけど、「ヤリチンの中の宝を捨てる」っていう、機会損失はありますよって思っちゃいますね。
アル:ヤリチンの中の宝ってなに?肛門とかに入ってるの?
ファー:ムチャクチャ言いますね(笑)
一回目で断って去っていく男の中に、俺が彼女を好きになったように、めちゃめちゃ好きになってくれる男がいるかもしれないわけですよ。運命の出会い的な。
遊び人っぽいけど、本質は腐ってない男もいるわけですよ。彼らは出会う相手によっては本気になるんですよ。
そういう可能性を捨てていいんですか?とヤリチン派閥からしたら思うんです。
―ああ、そうか……。
ファー:もったいないですよ。ヤリ捨てにビビって彼らをナシにするのは。
アル:いやいや、そういう男とはヤらなくても付き合えるじゃないか。
じゃあファーさんは彼女と一回目にできなかったら、二度と会わなかったの?
ファー:んー、そこは想像になってしまうので難しいですね。
アル:きっと一回目にヤれなくても会ってたと思うけど。
ファー:もう一度会いたいと思う魅力は感じてたでしょうね(笑)
アル:でしょ。みんな、都合のいい言葉に騙されちゃいけないよ!
―(笑)そうですよね。あぶないあぶない、騙されるところでした…。
アル:ヤリチンは口が上手いから。「セックスから始まる恋もあるよね」「体の相性って大事だよ」とか巧妙に口説いてくる男はヤリチンなので、注意しましょう。
ファー:ヤリチンの常套手段はこの記事(*)で紹介したので、ぜひ自己防衛にご活用ください!
*「あなたが女好きの餌食にならないためのスキルを伝授いたします」
(https://am-our.com/love/166/8502/)