女子が怖かった学生時代

アル:今のKくんは「モテる人」って印象だよね。オシャレだし見た目も可愛いし、コミュ力も高いし…実際ステキな彼女と婚約中なわけですが、昔はモテなかったと。

K:最底辺の非モテでしたね。中高は「地味でひ弱なメガネキャラ」でした。
ずっと学年で一番背が低かったんですよ。だからコンプレックスが強かったし、女子と全然話せなかったです。
中学の時、女子から「コナンくんに似てるね」と言われて、今なら「見た目は子ども、頭脳は大人!」とか返せるけど、当時は「はあ」と不愛想に返して逃げるしかできなかった。

アル:女子が怖かったのかな。

K:すごく怖かったです。
あと僕、鼻炎もちだったんですよ。それで鼻をかんだティッシュをポケットに入れてたら、女子に囲まれて「なにポケットに入れてんの~?」「おまえ超エロいな~」といじられて。

アル:「これは精液じゃない、鼻水だ!」みたいな(笑)。

K:そう叫びたかったけど、相手は声のでかいギャル系で何も言い返せなくて。それでますます女子が怖くなりました。

アル:一部の凶暴な女子によって、思春期に恐怖を植えつけられてしまう男子は多いよね。
女子と話せるようになったのはいつ?

K:大学には凶暴なギャルもいなかったし、徐々にに話せるようになったけど…でも社会人になったのが大きいかな。
学生時代はやっぱ背の高い奴がモテるし、見た目で評価されるじゃないですか?でも社会に出ると仕事で評価されるから、それで少しずつ自信がついた感じです。

アル:イケメンでも仕事できない男はバカにされるし、社会人になってからの逆転パターンはあるよね。

K:でも、あいかわらず彼女はできなくて。
オクテで未経験だから恋愛のやり方が分からないし、自分の何がダメかも分からないけど、こういうのって周りに相談できないんですよ。

アル:プライドが邪魔するんだよね。しかし、そんなKくんに転機が訪れたと。