来年30歳。彼はもう「女」として見てくれていない?
付き合い始めの頃は、会うたびに激しく求めてきた年下のカレ。最近は、お互いの仕事が忙しくなったこともあって、すっかりセックスレス…。カレに惚れ直してもらおうと、メイクを変えたり、胸元のあいたファッションを意識したり、あれこれ工夫してみたけど、効果ナシ。それどころか、「そういう気分になれない」とまで言われる始末……。
(もう女として見てくれていないのかな?)
実は私、来年で30歳になる。年下のカレにとっては、まさかオバサン……ううん、そんなふうに考えたくない。でも……女友達の結婚ラッシュに加え、妹にも先を越され、私は超・焦っていた。「このままではまずい、もっと色気を出さないと…」と思って、ラブコスメ(アソコの臭い・黒ずみ対策の石けんとして、以前から愛用しているジャムウ・ハーバルソープのサイト)を眺めていた。そんな時、見つけたのが、リビドーロゼというベッド専用香水。
(……えっ、自然と男性が「したくなる」香り!?)
ちょうどクリスマス直前……。このまま何もしないよりも、騙されたと思って試してみようという気分になった。
カレは我慢できずに「……抱きたい」
クリスマスの数日前から、ジャムウ石けんで丁寧にお手入れ。これだけ頑張っているんだから、きっと大丈夫。
そしてクリスマス当日、カレが私のアパートへ。玄関を開ける前に、リビドーロゼをシュッとひと噴き。カレの反応は早かった。
「……なんだろ、この香り?」
不思議そうな表情で、私の全身をクンクン。私の服をめくって、さらにクンクン。
「俺……すごい好きかも」
そして首筋にキス!
(好きって、香りのことかな、それとも私のことかな……)
そんなことはどうでも良かった。こういう雰囲気、久しぶりだったから、それだけで満足だった。リビドーロゼの香りの力は、これだけじゃ終わらなかった。いつもと違って、やたらとベタベタしてくるカレ。
「シャンパン、そろそろ開けようか」
冷蔵庫に向かおうとした瞬間、腕をぐっと掴まれた。
(……えっ!?)
そのまま押し倒されて、今度は首筋じゃなく、唇に濃厚なキス。
「んんッ……」
「ね……ちょっと、どうしたの?」
「……抱きたい」
あまりにも直球過ぎる表現。荒々しい手つきで、ブラウスのボタンを外し、ブラをずり上げるカレ。
「ああッ……!」
乳房を鷲掴みにされて、思わず声が出る私。カレったら、ものすごいドSな表情になっている。
「隣に声が聞こえちゃうよ……」
「アヤコのエッチな声、もっと聞きたい」
そう言ってカレは、私の乳首を甘噛みした。下半身には、洋服越しにカレの勃起したアレがあたってくる。
(私のカラダで興奮してくれているんだ……。)
カレにも気持ち良くなってもらいたくて、手を伸ばそうとしたけれど、私が手を出せないくらい激しく攻めてくる。
「あぅッ……恥ずかしいよ」
スカートの中に手を突っ込まれ、パンティの上からクリトリスを刺激される。
「すごい硬くなっている……俺もだけど(笑)」
そう言ってカレは、ズボンとパンツを脱いだ。
「ホント……おっきくなっている!」
我慢できず、カレのアソコにそっとキス。するとカレは、「俺にも舐めさせて」って、私の股間に顔を埋めてきた。くちゅっ……くちゅっ……エッチな音が、部屋いっぱいに響いている。
「すっごい濡れているよ。まるで欲しがっているみたい」
「うん……欲しいの。お願い……挿れて」
自分から「挿れて」だなんて、これまでの私じゃ考えられない言葉。普段は言わないことまでお願いしてしまったのも、リビドーロゼのおかげかな……。
「あああッ……!」カレが私の中に入ってきた。
「……熱い!」
「アヤコの中も、すごい熱くなっているよ」
アソコが……ううん、カラダ全体がカレのモノでいっぱいになるような感覚だった。
「好きだよアヤコ、これからもずっと一緒にいたい……」
「私も大好き!」
そして重ね合う唇。とても優しいキスだった。
「んッ……んんッ……!」
そのぶん腰遣いは激しく、私の深いところまで、勢いよく突いてくる。
「そんなにされたら……私、我慢できなくなっちゃう」
「俺も……もう我慢できないよ、イ、イクッ!」
「あッ、ああッ、あぁんッ……!」
久しぶりのセックスで、しかも一緒にイケるなんて、サンタクロースが聖夜に贈ってくれたプレゼントかもしれない。プレゼントといえば、もう一つ……。セックスの後はさっさと寝ちゃうカレが、この日は違った。
「ずっと一緒にいようね」って、私を見つめてギュッとハグ。
(これってプロポーズ!?)
幸せで、一生忘れられない特別なクリスマスになった。カレのパートナーとしても、一人の女性としても、自信を取り戻すことができた。そして、それからの彼は「今日は眠い」から「今日もしたい」に・・・。セックスが充実すると、カレと一緒にいても笑顔が増えて、仕事にプライベートに、充実した日々になっていった。
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