30歳に突入したら妊活を考えて!
平成23年度の厚生労働省のデータによると、女性の平均初婚年齢は29歳。
「30代までに結婚したい!」と駆け込んで結婚した人で、もし子どもが欲しいなら今すぐ妊活に励むべきかもしれません。
<関口先生の解説>
「出産は医学的に考えると、20代にすませたいですが、現代女性が置かれている社会的立場やライフスタイルから考えると、なかなかそうもいきません。
でも、医師の立場からいわせていただくのなら、遅くとも30代前半に第1子を生んでおくことをおすすめします。
それというのも、30代前半までは自然妊娠がしやすく、不妊治療をしなくても産めるかどうか判断できるからです。
妊娠しやすい身体なのか、そうでないかの見当もつきます。
子どもはまだいいから……と悠長に構え30代後半になってから妊活に焦り、その時点で不妊がわかって治療に励んでも、妊娠の確率は下がります。
不妊治療は早ければ早いほどいいのです。
それに30代前半は体力もあってお産も楽。
30代前半に第1子を生んだあと、第2子を希望した場合、実現性も高まります。
ただ30代後半であっても、妊娠を諦める必要はありません。40歳までは比較的可能性があります。
もし妊娠を望むなら、規則正しい生活を送り、身体を冷やさない生活を心がけて体調を整えること。
そしてパートナーがいるなら、週に1度の定期的なセックスを。心も身体もセックスレスにならないことが大切ですよ」
次回は、「妊娠したい女性の必修科目!出産前・出産後の腟トレで骨盤底筋のトラブル改善」をお届けします。
監修/関口由紀先生
Text/平川恵