感度低下、不快感のもと「腟のゆるみ」の治療最前線!

婦人科医に聞く!女性医療の治療最前線はスゴイ!

第17回 感度低下、不快感のもと「腟のゆるみ」の治療最前線!

関口由紀 膣トレ オーガズム
Mateus Lunardi Dutra


 腟は出産の際、赤ちゃんが通り抜けできるほど、伸び縮みできる臓器。
だからパートナーからゆるいなんて言われても、気にしなくてもいいけれど、最近では腟のゆるみによる感度の低下や不快感から、クリニックの門を叩く女性も増えているのだとか。

 そこで腟のゆるみについて、医学博士で女性泌尿器科専門医の関口由紀先生に、お話を伺いました。
(前回の「米ではセックスレスが離婚原因に!日本人のセックスへの関心なさが女性医療の遅れにつながる」も合わせてどうぞ)

<関口先生の解説>
「腟がゆるむことで起こる、不快な症状の主なものに『腟弛緩症』と『骨盤臓器脱』があります。
どちらも骨盤の下にハンモッグのように張り巡らされている筋肉群『骨盤底筋』がゆるんだり、骨盤底を構成する筋肉や靭帯が傷ついたことが原因。

 骨盤底筋は、骨盤内の臓器を支え、尿や経血、排便などの排出を促す大切な役割がありますが、妊娠・出産、加齢や運動不足などで、そのゆるみは加速してしまいます。それぞれの症例について説明しましょう」