理性と本能の不一致がオーガズムを遠ざける?

しかし、気持ちよさだけを求めて生でするのは危険! 妊活をしてない女性の場合、避妊の有無はオーガズムにも作用します。

◆関口先生の解説

「女性の場合も、危険なセックスの方が感じやすい人もいれば、安心した状況でのセックスの方が感じやすい人もいます。その感覚は人それぞれです。ただ女性側が妊娠を避けたいと思っている場合は、コンドームを着用した方が安心してプレイもできますし、気持ちよく感じると思います。女性の快感は脳に左右されますから、妊娠に対する不安やストレスがあれば、気持ちよさも半減するでしょう。

ところで女性側も実際のところ『本当に妊娠したいのか、したくないのか』自分でもわからないところがあるのです。大脳には、理性を司る『大脳新皮質』と本能を司る『大脳旧皮質』がありますが、表面的には妊娠したくないと思っていても、本能の部分では妊娠したいと思っていることもあります。逆に表面的には妊娠したいと思っていても、本能の部分では妊娠したくないと思っている場合もあるのです。

つまり、自分の理性と本能が必ずしも一致していない場合も多く、その不一致がオーガズムを遠ざけている可能性があります。この理性と本能にブレがなく、セックスの方法が望む方向と一致したときこそ、本当に気持ちいいセックスができるのではないでしょうか。

生物の本能という点から考えると、25~35歳は妊娠したい欲求が高まると言われています。その時期は、濡れやすく感じやすい身体になっており、いいセックスができ、妊娠するにもベストなタイミング。女性の側でもついつい生でしたくなるわけですが、妊娠したくないならコンドームでしっかり避妊するべきです」

いいセックスは、自分も相手も望む形でセックスできたときに初めて成り立つと思います。それが質のよいオーガズムを得る秘訣でもあります。生でするか、コンドームで避妊をしたセックスをするかは、お互いにとって大切な選択。相手としっかりコミュニケーションを取りつつ、決めていきましょう。

次回は、「潮吹きは体質による特殊技能!?相手のテクニックは関係なかった」をお届けします。

監修/関口由紀先生
Text/平川恵

※この記事は2014年7月17日に掲載された記事を再掲載したものです。