2人のオクテ女子の明暗を分けたカギは?
アル: 先日、ニコ動の連載で<オクテ女子座談会>をしたんですね。仲良しの編集女子3人に集まってもらって。
25歳の子は初体験の時に「気持ちよくない、あまりいいものじゃない」と刻まれてしまって、それ以来セックスに苦手意識があると。それが心の壁になって、恋愛にも積極的になれないらしい。
もう1人、28歳の子は2年前に初体験して「痛いだけで気持ちよくない、私って不感症?」と悩んだそうで。で、彼女はいろいろ本を読んで研究したそうなんですよ。もともと文芸のマジメな編集さんだから(笑)。
それで初めてオナニーして、自己開発したそうです。その結果「気持ちのいいHをしたい」と前向きになれたと話していました。
AM: やっぱり正しい知識と自己開発がカギなんですね。
アル: 彼女は「オナニーで不眠症も改善された」と言っていました。オーガズムに達するとオキシトシンってホルモンが分泌されて、安心感や幸福感に包まれるから。
本人は「眠るためだし、薬を飲むよりいいし」と言い訳しながらオナニーしてるそうです、なんせマジメだから(笑)。
そんな「女が快楽を求めるのははしたない」的な罪悪感のあるオクテ女子でも、自ら壁を壊して、前向きになれたんですよ。
主体性をもって取り組めば、オーガズム女神は必ず微笑んでくれるんです。
セックスで一番大切なことは?
アル: 私も「腹の肉が」「垂れた尻が」とかコンプレックスはありますよ。でもセックスするうちに「そんなの気にすることない」と気づいたんです。
一番大切なのは「あなたとセックスするのがすごく楽しいし、気持ちいい」って相手に伝わることだから。それが伝わると、相手はすごく喜ぶし感動する。その感情がこちらにも伝わって、心が繋がる感じがある。
「セックスはコミュニケーションだ」って意味が理解できたんですね。会話やデートと同じで、感情は相手にうつるって。相手が不安で緊張していると、こちらも楽しめない。
逆にこちらが心を解放して楽しんでいれば、相手も解放して楽しめる。すると「最高のセックスだった、この人とまたしたい」とお互いに思えるんです。
AM: それが男をトリコにするセックスなんですね。
アル: そう。アンケートを見ても、男がセックスで求めることの1位が「感じてほしい」で2位が「積極的に求めてほしい」でした。彼らは超絶フェラとかを求めているわけじゃない。ヘタすると都合のいいフェラ奴隷にされちゃうし。
あと、男性にも不安やプレッシャーがあるんですよ。「イカせなきゃ」「下手だと思われるんじゃ?」とか。だから女性が心から感じて楽しんでいると、男性も自信がついて、手放せない存在になるんです。
私は美人でもモテ系でもないけど、セックスした男たちが感動してリピーター化することで(笑)、自信がついた部分は大きいです。