ぼちぼち終電の時間が近付き、ミスター遅漏と筆者は女友達宅を後にすることになりました。向かう先はモチロン彼のマンションです。キッスと手マンであんなにも盛り上がっていたのに、イチオウ「俺ん家で飲み直そうぜ」とコンビニで酒を購入する私たち。

　これって、お持ち帰りセックスあるあるですよね。直で家に向かうのも情緒に欠けるという理由でコンビニに寄り、せっかく買ったのだからイチオウは開けて乾杯するものの、たいていはひとくち～ふたくち程度の時点でエロい雰囲気となり、ベッドになだれ込むものです。
翌朝炭酸の抜けきった缶チューハイを始末する瞬間に、なんともいえない風情を感じてしまうのは筆者だけでしょうか。

　肝心のミスター遅漏とのセックスですが、相性自体は悪くなく、挿入もたっぷり時間をかけて楽しめたのですが、そんなことよりも！　ミスター遅漏ったら脱がなかったし、筆者を脱がせることもしなかったのですよ！　着衣セックスです。
事前に、「礼儀として、初回セックスは全裸で行なう」とドヤ顔していたのに（笑）。筆者に対しては礼儀を重んじる必要はないと思ったのか、「この子なら、初回から俺の着衣趣味に理解を示してくれる」と思ったのか……できれば後者であってほしいものです。

次回はセックス後に「女友達紹介して」！？愉快な非常識男です！

Text／菊池美佳子

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