視線が斜め上になると、
自分の自信がなくなり、人のアラ探しをしてしまう

そして目線が下がっている姿勢のまま、正面を見ようとすると、目玉だけが上にあがる。
それも眼筋を使うのが大変だから、ついつい右や左やちょっとナナメ上に目玉が行くと思う。
これ、見た目の人相も悪いけど(笑)、物事を正面から見られない感じになる。
人のアラばかりを探したくなる感じかな。

だから、人の悪口言う時はまずこの姿勢になるよ。
ネットで誹謗中傷を書き込んでいる時も、まずこの姿勢。
腰を伸ばしたらできないの(笑)。

視線が斜め上になると、自分に自信が持てなくて、劣った人間のように思えてくるの。
それを取り払いたくて、人のアラを探したくなるんだ。
つまり、その人の性格が悪いんじゃなくて、姿勢がそういう発想にさせているの。

腰を丸めて、おなかの力が抜けると自分の人生を生きられなくなるんだ。
まわりばかりが気になるの。
「私が自分の人生を創っていく」っていう意識が持てなくなる。
全てがまわりのせい、人のせい、社会のせい、そういう発想になっちゃうの。

でも、自分の人生を切り開くのはやっぱり自分なんだよね。
さあ、次回も「人生を楽しむための姿勢」について続きをお話しするから待っていてね~!

Text/奥谷まゆみ

初出:2014.05.23