「楽しいこと」「気持ちいいこと」「ちょっと毒」 心の三要素

あと、生殖器はとても面白い器官で、体だけじゃなく心の働きにもすごく影響を受けるのね。

生殖器が元気になる心の要素は三つ。
「楽しいこと」「気持ちいいこと」そして「ちょっと毒」。

楽しいこと、気持ちいいことは何となくわかると思うけど、ちょっと毒っていうのは、「毒物を取る」っていうよりも、「ちょっと道をはずす」ということ。
分かりやすく言うと、体に悪いって知っているけど、そういうものをちょっと食べたり、ズルしたり、なまけたり、悪口言ったり…、人の道にはちょっと外れるけど、やっちゃう!みたいなこと。

この「ちょっと」っていうさじ加減が大事なポイント!
少し後ろめたいけど、気持ちのほうを優先させちゃったっていう感じ。そういう、ちょっと秘めた快楽が生殖器は大好きなの。
逆に、生殖器は真面目が苦手なんだ。不妊が理由できらくかんに来る子も、みんな真面目でいい子ばっかり。
世間的にもヤンキーな子の不妊ってあんまり聞かないよね(笑)。

SEXには、その三つの要素がバッチリ含まれていると思うの。楽しくって、気持ちいい。
SEXは毒でも、人の道に外れた行為でもないけれど、「秘め事」だよね。
子どもに「今日はお父さんとお母さんSEXするから早く寝なさい!」なんて言わないもんね(笑)。この秘めた感じが「ちょっと毒」な感じにぴったりくる。

だから、楽しくなくて、気持ちよくもない、人前でも平気でできるオープンなSEXだったら、もしかしたら生殖器は元気にはならないかもしれない。

そしてこの三つの他に、もう一つ、最近きらくかんなりの「妊娠しやすい体になるヒント」を見つけたの!

ドキドキ・キュンキュンする気持ちのときは妊娠しやすい

それは、「ドキドキ・キュンキュンする気持ち」

恋愛中の離れていても、いつもいつも会いたくて、何をしていても彼のことで頭がいっぱいで、会ったらいつまでもくっついていたい、何回でもキスしたい、一つになっていたい…っていうあの気持ち。
どうもそれが妊娠の可能性をすごく高めてくれるみたい。だから、付き合ってまだ日が浅い、ドキドキ期間に妊娠して結婚する「デキ婚」が多いんだと思うの。

アラフォーの人でも、「40歳にして、すっごい熱い恋愛して結婚!」みたいな人は妊娠することが多いように感じるし。
だから、この「ドキドキ・キュンキュン」期間は卵を育てる卵胞ホルモンが活発っていうことじゃないかな。

もし、妊娠を望むなら、
「結婚してしばらくは二人きりのラブラブ時代を満喫したい!」なんて言ってないで、キュンキュンしている間に子どもを作らないと、妊娠はどんどん遠のいちゃうぞー。

【つづく】

Text/奥谷まゆみ

初出:2014.03.28