昔の人の生殖器が早く熟成したのは、結婚年齢や、出産年齢が早かったことが大きいと思うんだけど、精神的なところも、昔のほうが早く大人になっていたんじゃないかって思うんだ。
子どものうちから一家の働き手として家事を担っていた人も多かっただろうしね。

「自分のことよりもまわりのこと」。
またかよ！って思った？でもさー、コレ、やっぱ生殖器と関係が深いんだよね。
だって「生殖」っていうのはそういうことなの。いのちのリレーだもん。

昔の人の生殖器、おそらく平民のほうが圧倒的に元気だったと思うよ。
だって、お姫さまや武家のお嬢様みたいに、大事にされていた女たちは、病気がちだったり、なかなか赤ちゃんができなかっりした人が多かったみたいだしね。

未熟な現代人の生殖器は、触った感じがオシリも子宮もちょっとコリっとしていてなんか青いリンゴっぽいんだよね。太っていても、やせていてもね。

江戸の庶民は本当に性を楽しんでいたらしいよ。
ほら、浮世絵や四十八手だってそうだし、すごく性にオープンな人たちだったらしい。
泥棒もほとんどいなくて、すごーく平和だったらしいよ。
タイムマシンがあったら江戸時代に行って、江戸時代のSEXを体験してみたいなあー。

【つづく】

Text／奥谷まゆみ

初出：2013.11.22