嫌なことをエロくかわすのはイイ女ではない…セックスと相手を察する文化の問題点

ベッツィーさんコラム

彼にオナニー見せてと言われて…

今週は読者の方からの質問にお答えします!

お付き合いしている彼に、「今度オナニーしてる所見せて」と言われました。今までの彼にも同じことを言われたことがあります。恥じらいながら「嫌だ」と断ってきましたが、良い雰囲気ではないです。雰囲気を壊さずに断って諦めてもらう方法はありませんか。

雰囲気を壊さずに断る方法は無いとはいいません。「絶対に嫌です」という本心を見せずにエッチな雰囲気のままひらりと身をかわすこと、相手を手のひらで転がすように自分の思い通りにセックスを進めていき、都合の悪いことを忘れさせるのが理想のように感じてしまいますよね。そしてそういう女性がかっこよくて‟イイ女”だと言われることもよくあります。でも本当にそんな人になりたいですか。

エロいままかわせたとしても

それが一晩だけの相手なら、空気を変えずにエロく誤魔化した方が面倒がなくていい場合もあります。でもセフレを含めたパートナーとして長いお付き合いをしていきたいのなら、少しでも嫌だと思っていることは1つずつしっかり向き合って解決していった方がいいと思うんですよね。
だってオナニーを見せてという嫌なお願いをエッチな雰囲気のまま上手にかわせたとして、相手にとっては断られたわけではないので、必ずまた同じことをお願いされますよね。「やだー♡」のような、本心なのか‟イヤよイヤよも…”の方なのか区別がつきにくい返答も「それはどっちなんだろう…?」と困惑させることになり、双方にとって良いことはありません。

我慢して願いを叶えてあげたとしても、「嫌だと言ったのにやらされた」というしこりは消えません。また別の問題が出てきた時に「あの時も私は我慢したのに」と不満が爆発してしまうかもしれません。それなら一度だけ空気を壊してでもちゃんと話した方がいいと思いませんか?

嫌だと思ったことは、セックスの途中だろうが「(中断して)ごめんね、私それは本当に嫌なんだよね」とサラリと言いましょうよ。「なんだ、本当に嫌なんだ」とあっさり理解してくれるかもしれません。もしかしたらその日は気まずい感じのセックスになるかもしれませんが、そんなのは長く引きずることはありません。「えー何でーいいじゃんいいじゃん減るもんじゃないし」とか言われたとしたら、パートナーとして続けていくべきかどうか考えた方がいいかもしれません。