それでも気になる人ができること

それでもやっぱりにおいがしていないか気になる!という人もいると思うので、アソコのにおいが気にならなくなるためにできることについてもお話しします。

においの原因になるものは主に、
①汗・おりもの・尿など、②性感染症など、③アポクリン腺から出る汗です。

①汗・おりもの・尿など

外陰部の溝に残った汗やおりもの、尿の成分によるにおいです。小陰唇と大陰唇の間の溝や、クリトリスの皮の中に溜まりやすく、陰毛にも付着します。一日に何度も洗う必要はありませんが、セックスの直前にはデリケートゾーン用のソープで外性器の溝に指を這わせ、クリトリスの皮を上に持ち上げて洗うようにすれば気になるにおいはなくなります。
膣の中からのにおいを気にする人もいますが、膣の中をソープや水で洗う習慣をつけると膣内の菌のバランスが崩れてニオイの元になります。少し酸味のあるにおいは普通なので洗いすぎには注意してください。

②性感染症など

汗やおりもの、尿などのちょっとすっぱいにおいとは違うにおいがする、色がついたおりものが出るなどの変化がある時は性感染症の疑いがあります。すぐに婦人科や泌尿器科を受診しましょう。
セックスでは感染しませんが細菌性膣炎というものもあります。免疫が下がった時などに膣内の菌のバランスが崩れ、最近によって膣内に炎症が起きます。おりもののにおいが魚が腐ったようなにおいに変化するのが特徴です。

③アポクリン腺から出る汗

陰毛の生えている場所にはアポクリン腺という汗を分泌する腺があります。ここから出る汗が皮膚に常在する細菌に分解されて独特なにおいを出すのですが、生まれつきアポクリン腺が多いとにおいが強くなりやすいです。白い下着やズボンを長時間穿いていると黄色いシミがついてしまう、ネギや鉛筆の芯のようなにおいがするのが特徴で、外陰部臭症(すそわきが)と呼ばれています。
汗がにおいの元なので、セックスの時には直前にお風呂に入ってソープで洗い流せば気になるほどのにおいは出ないはずです。セックスしていると多少の汗は出るかもしれませんが、これはむしろ天然のフェロモンなんです。
私も男性とのセックスで何度かこのにおいを感じたことがありますけど、全然嫌じゃなかったですし、むしろ股間に顔を埋めていたくなるような香りです。

②のように病院に行くべきなケース以外では、デリケートゾーン専用のソープできちんと汚れを落としておけばセックス中に気にすることはありません。自信を持ってドーンと広げる必要はないですけど、「近づいてくれるならお任せします」という気持ちでいれば、気持ちよさに集中できるようになると思いますよ!

Text/Betsy