騎乗位もシックスナインもぎこちない…セックスのテクがない女子のサバイバル術

水着の女性

自分のセックステクニックに自信がない問題

先週は、「私がセックスに集中できなかったのはアへ顔が恥ずかしかったから。だけど、恥ずかしさを一度受け入れて、うっかり変顔を晒してみたら恥ずかしさが快感になった」という話でした。

そして今週は、快感の邪魔をしていたもうひとつの大きな原因、セックステクニックについての話です。
私はセックスがちゃんと上手くできるようになれるかが不安で、中学生の頃、下校途中にある本屋で思い切ってセックスのハウツー本を買って毎日読んでいました(処女なのに)。その後もハウツー本を何十冊買ったかわかりません。

 この連載を読んで下さっている方の中にも、自分のセックステクニックに自信がなくて「彼を喜ばせるテクニック」というワードを見るとすぐ記事をクリックしてしまうという方は多いと思います。

 シックスナインが女子に不人気なのも「この角度じゃ裏筋が舐めにくいのに」「クリを舐められながらフェラに集中するなんて無理」と思うからだし、騎乗位が上手くできないという相談がたくさん届くのも「この動きで合ってるのか?」「どうやったら騎乗位でイカせてあげることができるのか」と気にしているからですよね。

 確かにテクニックはあって損することはないです。反応が微妙な時に「これが効かないならこっちはどうだ!」「今日は趣向を変えてココから始めようかな」と、いつでも臨機応変に対応できる自信がつきますから。
でもテクニックなんて、フェラなら「噛まない」、「常にヌルヌルにしておく」くらいでよくて、騎乗位だって、上下と前後の動きがゆっくりできればオッケーだと思うんです。

セックステクは気にしすぎない

 よく思い出してみてほしいんですけど、例えばシックスナインの最中に上手い具合にクリを吸われた時、とてもちんこを咥える余裕なんてなくて、もう根元を握っているだけで精一杯! という状況なのに、男性がますます勃起してくることってあるじゃないですか。それって、フェラもできないほど気持ちよくなってしまっている女性の姿を見て、男性が興奮したからですよね。
 
 それから騎乗位の時、こっちが気を利かせたつもりで「どういう動きが好き?」と聞いても9割の男性は「好きなように動いていいよ」と答えます。それも、自分で動いて気持ちよくなっている姿を見たい、とかちょっと疲れたから休みたいというくらいの軽い気持ちからくる発言であって、「上で腰振って俺を気持ちよくしてくれよ」というような要望ではないことがほとんどです。だから、滑らかにクイクイ腰を振れなくてカクカクぎこちない動きになってもそれはそれで不慣れな感じがしてイイし、気持よすぎてブルブル震えることしかできなくても別にいいと思います。
 
 テクニックを極めたい人はネットや本を読み漁って特訓するなりすればいいんですよ。自分がそれを楽しめるなら趣味みたいなものです。でも“伝説のフェラ嬢”とか“騎乗位の天使”って呼ばれたいわけじゃなくて、パートナーとセックスを楽しみたいということなら、そんなにテクニックを気にしすぎることはないです。
それに、すごテクを持っていればパートナーの心を掴み続けられるというものではないです。せいぜいセフレ期間が延びるだけ。

基本テクニックは過去記事を読んで頂いて(笑)、応用テクニックは本やネットからではなく、セックスのパートナーと教え合いながら身に着けていきましょう!

Text/Betsy