今週も読者の方からの相談にお答えします。
(※内容は一部修正しています。)
私が初めての相手、という彼のことです。交際初期に、「痴女・熟女」モノAVが好きだと知り、また甘え上手・受け身上手な彼の性格もあって、いつも私ばかりが責め役に回ってしまいます。 責め甲斐があるので最初はそれでよかったのですが、だんだんと物足りなくなってきてしまいました。
「自分がされたいことを相手にしてみると、相手もそれをしてくれるようになる」 というメソッドを信じて1年やってきましたが、どうやら彼には通用しないようです。 「AV女優が教える女の子が気持ちいいセックス」というAVを一緒にみて、「この通りにやってみよ?」と誘ってみたのですが、ひと通り終えたあとに「セックスってこんなに頭使って疲れるものなの…?」と言われてしまいました。
セックス中に手荒なことは絶対にしない、とても優しい彼です。受け身のときの感情表現も豊かですし、性欲も強いタイプだと思うので、そんな彼にも責め役をしてもらえるようになるには、どうしたらいいでしょうか。(Aさん)
文面から受けた印象では、前戯をしてくれないということでもなさそうですし、面倒だから受け身になっているという風でもなさそうですね。良く言えば、二人の安定したセックスのパターンが出来上がっていて、そこそこ楽しめていた…ということなんでしょう。
でも、本当はAさんも責められるのが好きだということを、おそらく彼は知らないのだと思います。
ハウツーAVの正しい使い方
ハウツーAVを観ながらプレイを真似していく方法は、求めるているものをイメージで簡単に伝えられるのでいいとは思います。ただし忘れてはいけないのは、ハウツーAVと実際のセックスは大きく異なるということです。
一本のAVの中には、前戯から挿入、挿入後までセックスにおけるたくさんのテクニックが凝縮されています。実際のセックスにそのまま活かそうとすると、観て、観察して、真似して、体も動かして…となるので、頭も体も疲れるはずです。
ハウツーAVやハウツー本のいい部分を真似するのはとても役に立ちますが、この調子では一度か二度で「もう懲り懲り」となってしまうかもしれませんよね。そういうツールを使う場合は、観ながら丸ごと真似するよりは、セックス前に軽くイチャつきながら観て参考にする方がいいかもしれませんね。
どう責められたいのか具体的に伝えよう
彼にも責め役をしてもらいたいと伝える方法ですが、自分がまずやってみるというのも、もちろん有効な方法です。しかし、同じことを求められているとは夢にも思わない人もいるわけです。そういう場合には、やはり言葉で伝えないと絶対に伝わりません。
そうなると、つい言ってしまいがちなのが「たまには責めて」という言葉なんですよね。
Aさんのように“責められるセックス”を望む方は多いです。しかし、“責められるセックス”がどんなものか聞いてみると、キスからフィニッシュまですべての工程をオラオラな感じでリードされるセックスだと思っている人もいれば、叩かれたり掴まれたりと、肉体的に強い刺激を与えてもらうものだと思う人もいて、随分とイメージに差があることがわかります。
これでは「責めて」と言われた方も、激しく突きまくればいいのか? それとも言葉責めをすればいいのか? と困惑してしまいますよね。
- 1
- 2