例えば、甘いムードの出し方、長いディープキスのやり方、好みの前戯へ誘導する方法などの項目は、一見セックスの初級編のような感じがするので最初に試してみたくなるかもしれませんが、指南書でいうと実は中級以上です。
だって、甘いムードなんていうのは、これから始まる「嬉しくて、恥ずかしくて、でも興奮してキモチイイ行為」を予期しているからこそ自然と出る雰囲気であって、そういう“嬉し恥ずかしキモチイイ”感覚をセックスで感じたことがなければ、出そうと思っても出るものじゃないですよね。

とはいえ、いつも前戯をしないで挿入するというのは困りましたね。全国の男子中高生が性の教科書代わりに読んできた漫画「ふたりエッチ」をご存知ないんでしょうか…。
察するに、彼が前戯をすっ飛ばして挿入するのは、①前戯のやり方がわからない、②前戯のメリットを知らないというのが大きな理由だと思います。

きっとディープキスを含め、前戯をどうやってすればいいのかよくわからないんでしょうね。「上手にできなかったらどうしよう…」と不安に思っているのかもしれませんし、何のために前戯をするのか知らないんだと思います。男性と同じように、挿入すれば女性もだんだんと気持ちよくなってくるものだと思っている可能性もあります。

上手く前戯すると女性の体は温かくなってくるので抱き心地がよくなり、気持ちいいあまりに悶える女性の姿が見られるので、男性にとっては視覚的な興奮材料になります。そして、膣の中は充血してふっくらとしてくるので、挿入感も格段によくなるはずです。それを知らずにすぐに突っ込むなんて、もったいない話ですね。