AV現場で思う女子の萌えポイントについて/女AV社長による性の解体新書

女性は与えられたもの×自分流の妄想
の合わせ技で萌える!

牧野江里 シルクラボ AV 萌え 女AV社長 AM コラム TottoBG

 一時はアメリカンに開放をされた女性の「性」。
しかし、時代の流れと共に、むき出しの欲望はあっという間に抑圧されてしまいました。
男性にとっては、気軽にテレビでおっぱいを見る機会が前より減る程度で、世の中にはあらゆるオカズが合法的に充実していました。

 おっぱいが見たければ、エロ本を買えば良い…。
性欲が溜まれば、風俗へGOすればいい…。

 メンズのエロライフラインはどうしてこうも整備されてるのか!
うらやまけしからんったらありません。
それに比べて女性は、男性のために作られたエロコンテンツのおこぼれをもらう程度…。
二次元ではまだBLや乙女ゲーなどもありましたが、実写は男のためにつくられたもの・もしくはゲイのためにつくられたものしかありません。

 それらを無理やり頭にねじ込んで、オカズへと変換してきたように思います。
そう、女性はエロを自然と創意工夫する力が身についていったのです。
女性は妄想、とはよく言いますが、そうせざるを得ない環境が産んだ副産物なのではないでしょうか。

(男の世界では、テレビでエロシーンが減ることで、AV界ではテレビのバラエティ番組のような企画モノがヒットしたように…)

 与えられたモノへの直反応=「おっぱい見て勃起」、というのは、えらく素直な欲望だと思いませんか?
(そこが男性のかわいいところでもあります…ぐんむ…)
ところが女性は与えられたもの×自分流の妄想=「何かを見て妄想して濡れる」、とワンクッションはさんでいるのです。

 これがいわゆる「女にとってセックスで大事なのは前戯」という所以なのだと思います。
この自分流の妄想=“萌え”という概念だとわたくしは定義しています。

 女性に向けたAVを撮っていて日々感じることですが、女性の萌えポイントというのは本当に幅広いです。
代表的な女性の萌えポイントについて解説してみましょう。