前回の「セックス初心者が『愛され痴女』になるためには?」はこちらをご覧ください。
第9回:人生いろいろ、アソコもいろいろ
セックス・コラムニストという仕事をしていると「世の中にはコンプレックスに悩む女性が多いなあ」と実感します。
読者からの相談で多いのが「私のアソコって変かも…?」という悩み。
小陰唇が大きいとか、性器が黒ずんでいるとか、そんな悩みがどしどし寄せられます。
小陰唇のサイズや性器の色は、人それぞれ。
唇が厚い人もいれば薄い人もいるように、瞳の色が濃い人もいれば薄い人もいるように、単なる個人差です。
セックスやオナニーの経験によって、サイズや色が変わることも通常ありません。
思春期に生理が始まって女性ホルモンが分泌されるようになると、小陰唇が大きくなり、性器も黒ずんでくるそう。
しかしながら、エロ漫画等には「うほっ、さすが処女!まっさらの綺麗なピンク色だ~」的な誤解を与える表現が多く、「ピンク色じゃない私って変?」と悩んでしまう女性も多い。
「たわけが!処女だって黒いもんは黒いんだ!」とエロ漫画の作者に言いたくなりますね。
女性器はペニスと違って奥まっているため、銭湯などで他人と見比べることもできない。
「個人差」をコンプレックスにしなくていい
私は以前、親友の産科医・宋美玄さん(『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』著者)にアソコを見てもらったことがあります。
一緒にスパに行った時、浴槽のへりに腰かけてパカッと股を開いたところ、
宋 「うん、きわめて標準的」
アル「ほんと?魚の苦いところみたいな色じゃない?」
宋 「成人女性は大抵、魚の苦いところみたいな色だよ」
アル「小陰唇もでかすぎないか?」
宋 「でかくもなければちっさくもない、きわめて標準的な女性器」
マンコを百万個見てきた女医が言うのだから間違いない。こうして、自分は没個性な女なのだと知りました。
宋さんいわく「小陰唇の左右の大きさが違うとか、かなり大きくてはみ出してることに悩む人もいるけど、単なる個人差だから気にする必要はない」とのこと。
私の女友達も「かなりはみ出してるから、チャックで挟まないように注意してる」そうですが「このビラビラで空を飛べるんじゃないかって思うよ、ダンボみたいに…」とキラキラと語っていました。
こんな風にオープンに語り合えれば、コンプレックスを抱く人も減るんでしょうね。
あと昔のフェミニストとか「女性器は美しい!」と啓蒙してたけど、「女性器はグロい!」と啓蒙した方がいいと思う。
「黒ずんでるしビラビラしてるし、大概グロいよ!」と啓蒙した方が、女性も自分は変かと悩まずにすむし、男性も実物を見て「なんじゃこりゃ?!」とびっくりせずにすむ。
なので私は声を大にして言います。
「マンコはグロい!チンポもグロい!グロいもの同士、仲良くしよう!」
我々もチンポの色や皮の余り具合など気にしないように、彼らもマンコの色や小陰唇のはみ出し具合など気にしません。無駄にコンプレックスに悩まないようにしましょうね!