妊娠初期に大事なのは無理をしないこと

つわりはだいたい12週ごろまで。
徐々に和らぎ、16週(妊娠5か月)くらいのころにはほとんどの人が落ち着きます。

妊娠初期は、つわりが辛く、切迫流産などのトラブルも起きやすい時期。
働いている女性だと急激な体調の変化や不安から仕事がままならず、必要以上にストレスを溜めがちです。

妊娠と診断され、医師の許可が出たら早めに母子健康手帳をもらいましょう。
もし、ラッシュ時の出勤や残業が辛いようなら、母子健康手帳にある「母性健康管理指導事項連絡カード」を活用しましょう。主治医に必要事項を記入してもらい、事業所に提出すれば、勤務時間の緩和措置をとってもらえます。

とにかく特に妊娠初期は、無理はしないこと。
赤ちゃんが育っていると思って辛いことをなるべく楽に考え、身体や心に負担を与えることのないようにしましょう。

妊娠している人だけじゃなく、周りにもできることがあるの。
例えば、あなたの職場の仲間が妊娠初期の症状で苦しそうだったら、話を聞いて、不安を軽減してあげることも大切よ。
妊娠初期は身体も心も不安定でイライラしがち。周りの人たちも妊娠初期の症状を理解し、やさしく見守ってあげてね。

次回は、不妊治療の基礎知識をお話します。

監修/松村圭子先生
Text/平川恵

初出:2013.08.22

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