恋した相手は2人、でも実りませんでした。
――これまでRさんのほうから男の人を好きになったことってある?
R: 2回だけ。両方10代のときですね。一人目の初恋の人は、中学1年のときに好きになった一つ上の部活の先輩。結局告白しないまま先輩が中学を卒業したんですけど、高校二年のとき人づてに連絡先を聞いて連絡を取り合うようになって、話してるうちに「中学時代は両思いだった」っていうことが発覚しました。まあ、その人にはちゃんと彼女がいたんですけどね。
――勇気を出して行動を起こしたんだ。すごいじゃないですか。
R: でも、あるとき2人で下ネタ話をしてたら「うちおいでよ。これからヤラない?」って言われて。その言葉に幻滅して連絡とるのをやめちゃったんで、初恋は終わりました。彼女がいるのにそういうこと言う彼が嫌になっちゃったんですよね。あと、急にメールで甘えてきたり、慣れ慣れしい感じになってきたりとか。
――あー、付き合う前に男のずるさを見ちゃったわけだ。彼女がいても誘われれば嬉しいって女の子もいますけど、Rさんはそうじゃないんだね。2人目の人は?
R: 大学の同級生でした。1年生のときに好きになって2年生の途中くらいまで片思いしてたんですけど、どうやって関係を進展させたらいいのかわからないし、どっちつかずのままだと心が辛いじゃないですか。だったらいっそ告白してフラれたほうがラクかなと思って、告白して予定通りフラれました(笑)。
でも、それは良かったと思ってます。しばらくは気まずくても、はっきりフラれたから未練もないし。
――どっちの恋も好きだった期間が長いし、ちゃんと自分で決着つけてますよね。変な言い方だけど、ちゃんとしてる。今は好きな人いないの?
R: いないですね。20歳過ぎてからはもうさっぱり。
――でも、男性から誘われることもあるでしょ?
R: たまにありますけど、向こうから誘われると、なんていうか“減点法”で見ちゃうんですよ。
――あーわかる。自分から好きになると欠点も魅力に見えたりするもんだけど、まったくノーマークだった人に言われるとね。
R: 最近も職場の男性に「キスしたいなあ」みたいに言われたんですけど、ダメでした。
――いや、それはセクハラだよ!(笑)