ピンとこなかった初めてのSMプレイ
――高校時代から憧れてたSMの世界は、いつ経験したの?
R: 最初にSMの世界に飛び込んでみようと思ったのは、23歳くらい。レディコミの広告を見て一人でSMバーに行ったの。
男も数人しか知らなくてウブだったから、行こうか行くまいか何度も迷ったんだけど、結局興味に負けて。店の人が紹介してくれたS男性とホテルに行って、アソコにピンポン玉入れたりとかいうプレイをしたな。でも、そのときはあんまりピンとこなかったんだよね。
――なんでダメだったんだろう。
R: うーん、相手が私のタイプじゃなかった(笑)。
やっぱりSMって気持ちの問題が大きいから、好きなタイプじゃないとうまく噛み合わないのよ。で、「やっぱり私M女じゃないのかも」と思ってがっかりしたり……。
――SMに憧れる女の子って期待感がものすごいよね。すごいめくるめく世界が待ってるんじゃないかと思ってる。
R: 妄想で凝り固まってるからねえ。でも、実際は、なかなか合うS男性に巡り合えなくてジプシー化するM女もいるんだよね。
結局プレイ内容云々よりも、重要なのは相手。まず自分がシンクロできる相手を見つけるのが大事なんじゃないかな。
――いいS男性を見つける方法ってある?
R: SMって一種の催眠術みたいなもんだから、私は、顔とかチンコの大きさよりも声や喋り方が重要だと思ってる。
あと、羞恥プレイとかは頭の良さが出るよね。S男と出会いたいって女性に一つ言っておきたいのは、自分から「俺、Sなんだよね~」とか言う男は100%ダメってこと!
そういう話題になったとき、何も言わずにニコニコしてる男のほうが、むしろドSの確率高いのよ。自己申告でドSとか言ってるのは一番Sじゃない。
――わかる! 合コンでいきなりS宣言する殿方って、モテたいためのビジネスS男だよね。人前で言わず、2人きりのときにそっと「俺、実はいじめたいほうなんだよね」って耳打ちするとか、そういうほうがスマート。
R: ああ、それはグッとくるね。ヤリたいね!
次回は、「サセ子」を卒業した後のRさんのヤリマン期についてお届けします。
Text/遠藤遊佐