今回ヰタ・セクスアリスを語ってくれたのは、この連載初のアラフォー女性。
20代の頃から質・量ともに奔放なセックスライフを送ってきたものの、今は結婚して一児の母になっているRさん(43歳)です。
第一回目「小学生でロリコンに目覚め、今では息子の友達を妄想する日々」も合わせてどうぞ。
古本屋で立ち読みした『S&Mスナイパー』でSMに開眼
――中学生でロリコンに目覚めた後は、どうなったの? RちゃんってMっ気もあるんでしょ。
R: うん。自分で言うのもなんだけど、かなりのM女だと思う。
最初のきっかけは、高校生のとき地元の古本屋で『S&Mスナイパー』を立ち読みしたことかな。
エロ雑誌なんだけどサブカル感に溢れてて、すっごいかっこよかったの。あまりに好きすぎて、上京してからは『S&Mスナイパー』の編集者にもなっちゃった。
『S&Mスナイパー』/大洋図書 サブカルとSMを融合させた伝説のアダルト雑誌。荒木経惟をはじめ、北方謙三、内藤陳、高橋源一郎といった錚々たる面々が参加していた。2009年に惜しまれつつ休刊。
――それ、すごいよねえ。
R: 田舎の地方都市の子だったから、余計にサブカルに憧れがあったんでしょうね。
丸尾末広好きの男と付き合ったときは、眼球舐めプレイとかさんざんやったし、さすがに実践はできないけど「究極のSMは殺されることなんじゃないか」って本気で思ってた(笑)。
――私、どっちもダメだわ……。
R: ははは。でも、若い頃ってそういうのあるじゃない。破滅の美学みたいな。
――ということは、もしかしてSM雑誌の編集やりたくて上京?
R: いや、上京して最初に行ったのは和菓子の専門学校なんだけど(笑)。
――SMともサブカルともまったく関係ないじゃん!(笑)