喘ぎ方がよくわからない
今週も読者の方からの質問にお答えします!
セックス中は意識が全部下半身に持っていかれるせいか、全く声が出ません。相手には喘いで欲しいとは言われていますが、喘ぎ方がよく分かりません。
喘ぎ声って個性が出ますよね。低くうなるワイルドな人、アニメ声な人、蚊の鳴くようなちっちゃな声の人、声の演出がすごい人、ロボットのように単調な人など、色んな喘ぎ方をする人がいます。いくら気持ちよくても全く喘ぎ声が出ない人も当然いて、おかしなことではありません。しかし、喘いで欲しいというお相手の気持ちもよくわかります。喘ぎ声によって相手が気持ちいのか気持ちよくないのかを判別しているため、声が聞こえないと自分だけが気持ちよくなっているんじゃないかと不安になるからです。相手を置いてけぼりにしているようで寂しい気持ちにもなるかもしれません。単純に喘ぎ声が聞こえた方が性的に興奮するからというのも理由のひとつでしょうね。
ちなみに、喘ぎ声は出す側にもメリットがあります。喘ぎ声は自分にも聞こえるので、自分の気持ちよさを声から実感できるんです。「今こんな声が出ちゃうくらい気持ちいいんだ」と実感することが興奮に繋がるので、自分のために喘ぎ声を盛る人もいるくらいです。
ただ、相手を喜ばせて自分自身も盛り上がりたいからといって、無理してでもアンアン言った方がいいかというと、それはおすすめできません。なぜかというと「声を出さなきゃ」「もっとセクシーな感じに聞こえるにはどうしたらいいんだろう」「少しずつ声を高くした方が盛り上がる?」などと考え始めてしまうからです。そうなると、せっかく快感に集中できていたのに違うところに意識が向きます。気が散って気持ちよくなくなるんです。
無理せず喘ぎ声以外で興奮する方法
そこで、無理してアンアン言わなくても相手に「本当に気持ちいいんだよ」と伝わって、自分も一緒に興奮するための方法を考えてみました。
①呼吸に音を乗せる
気持ちいい時には呼吸がハァハァと速く浅くなるイメージですが、実際には波があるはずです。心地いいと感じ始める時にはゆったりとした呼吸、快感が強くなってくると突然ハッ!と強く短い呼吸になったり、ハァハァと速く浅い呼吸が続いたりします。そしてクライマックスが近くなってくると、ハァッハァッとより速く強い呼吸になるか、もしくはフゥーーーーーーーッと長く深い呼吸で無音になります。
こういった呼吸の変化だけでも気持ちよさそうだなと伝わるのですが、そこに音を乗せてみるとどうでしょう、呼吸が喘ぎ声になるんです。ハァハァと荒い呼吸も、「あ」の音を乗せれば「あぁあぁ」と立派な喘ぎ声になります。始めは思い出した時に少しだけ意識して音を乗せてみてください。慣れると無意識に呼吸が喘ぎ声になるかもしれません。
というのも、喘ぎ声って良くも悪くも習慣化しやすいんです。何も考えなくても勝手に出てくるようになるんですよ。極端な例で言うと、体に受ける刺激に合わせて喘ぎ声を出していると、全く気持ちよくなくても刺激に合わせた声が勝手に出るようになるんです。「ズンズンズン」とピストンされると「アンアンアン」と声が出る感じです。これはあまりに単調すぎて逆に気持ちよくなさそう感がすごいですけど、声を出すことに慣れるとそれくらい自然に出てくるようになるということです。
②言葉であらわす
呼吸に音を乗せるのが難しいなら、気持ちよさを言葉で表したらいいと思います。気持ちいい時には「気持ちいい」って言葉で言うんです。言えば言うほど「気持ちいいんだな」と伝わるので「気持ちいい」は何十回、何百回言ってもいいんですよ。「気持ちいい」以外にも「すごい」でも「最高」でもいいし、「あーもう何でこんなに気持ちいいの!気持ちよすぎて嫌になる!」でも何でもいいです。
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