「顔射するなんて失礼だ」と私は思わない。セックスの普通とは?

先日、AV監督の真咲南朋さん、緊縛師の芙羽忍さんと一緒に、配信をしながら飲んでいたときのことです。性にまつわる仕事をしている三人なので、自然とセックスの話になったのですが、その中でどういう体位を好んでするかという話題になり「ふつうに正常位、騎乗位、バック、あとは背面騎乗位とか……」と言ったところ、ふたりとも「背面騎乗位!?」と大爆笑するではないですか。

聞けば、ふたりともセックスのときは相手の顔をじっくり見ていたい派であり、背面騎乗位は「相手の顔が見えない」という理由であまり積極的にはしないそうです。でも、わたしは別に、セックス中に相手の顔は見えなくてもいい。もちろん見たくないわけではないけれど、相手の顔を見るということは、イコール自分の顔を見られているということでもあって、なんとなく気恥ずかしくて集中しにくい。むしろバックや背面騎乗位などの顔が見えない体位は、落ち着いて快楽に耽ることができて都合がいいのです。

さらに背面騎乗の体勢は、男性側からは女陰に屹立を出し入れしているところが見えるのが、ちょっと新鮮味があってよいのではないかと考えるところもあって、わたしの中ではローテ―ションで行う体位なのですが、あれれ、ひょっとして世間的には……?

セックスだけに限らず、自分の考える“フツウ”というものが、実はあまり“フツウ”でなかったり、逆に自分で“フツウじゃない”と思っていることがまったくフツウであったりするということは、よくよく理解しているつもりだったけれど、ふと油断するとフツウの思い込みに足を取られてしまうことを、今さら認識したわけです。