40歳を過ぎたら生きるのがラクになった/59番目のマリアージュ

アラフォーになって生きるのが楽になった女性の口元の画像 Lesly Juarez

新刊『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった アルテイシアの熟女入門』が2/7に発売になるので、どうぞよろしくお願いします。

現在、私は43歳のJJ(熟女)である。素数好きなので43という数字は気に入っているが(ちなみに59も素数)、43歳という年齢にはあまりピンときていない。ずっと変わり映えしない生活を送っているからだろう。

40歳を過ぎたからといって、いきなり大正琴を始めたりはせず、漫画やアニメを見たり女友達と集まったりと、相変わらずの生活を続けている。

特に子どもがいないと七五三や入学式などのイベントもないので、年月の経過を実感しづらい。たまにセレブのゴシップ誌を見て「アンジェリーナ・ジョリーの子ども、大きくなったなあ!」とびっくりしている。

無論、肉体の老化は日々実感している。先日もオンラインサロンの女子達とカラオケに行き、みんなでダンシングヒーローを踊ったら、翌日体が動かなかった。
「カーモンベイビーアメリカ!」でアキレス腱を断裂するおじさんの気持ちがわかる。私もSPEEDのヒロのパートを歌って、脳卒中を起こさないよう注意したい。

だからといって、『WHITE LOVE』を歌いあげていた20代に戻りたいとは思わない。若い頃の方が今よりずっと生きづらかったからだ。

JJになると、全方位的にゆるくなる。体中のパッキンがゆるんで尿漏れや便漏れも心配だが、肉体がゆるゆるになると同時に、メンタルもゆるゆるになる。
若い頃は深刻に悩んだようなことでも「まあいっか」ととりあえず横になり、そのまま寝落ちして、起きたら忘れる。という便利なシステムに変わるのだ。

そんな加齢の恩寵は大きいが、「生きるのが楽になるための工夫」も試してきた。その中で効果があったものを紹介したいと思う。