「早すぎない?」と渋る夫を「大切にするから」と説得する妻/59番目のマリアージュ

麦畑で手を繋いで寄り添う夫婦の画像

 知り合いに、一度もセックスをしたことのない夫婦が3組いる。

「うちはセックスレス!」はいまや挨拶みたいなものだが、「うちはノーセックス!」と公言する人は少ないと思う。それでも私が知るだけで3組いるということは、世の中には“夫のチンポが入らなくていい派”の夫婦がそれなりに存在するのだろう。

ノーセックス夫婦の事情はさまざまだ。

1組目は、交際中に夫から「性的なことがあまり好きじゃない」と打ち明けられ「ほんと?実は私もそうなの」とセックスが苦手同士でマッチングしたケース。

2組目は結婚後、いざ事に及んだところ挿入がうまくいかず「べつに無理してしなくてもいいんじゃね?」とセックスなしで合意したケース。

3組目は、長い付き合いの親友同士が「セックスなし子どもなしで、2人で家族になろう」と友情結婚したケース。

3組に共通するのは、結婚して10年以上たっても夫婦仲がすこぶる良いこと。かつ「毎日、軽いキスやハグはしてる」「手をつないで寝てる」など、ノーセックスだがスキンシップフルなことだ。

夫婦の約6割がセックスレスだというし、「いずれなくなるなら、最初からなくてもいいのでは?」という気がする。

言うまでもなく、セックスと愛情は無関係だ。

知り合いの女性は出産後、夫に「俺が浮気してもいいのか?」と強引にセックスを求められ、痛くて辛くて涙が出たという。別の知り合いも育児で余裕がない時に「セックスできないなら結婚した意味がないだろ!」と夫に暴言を吐かれたらしい。

こういう話を聞くと「セックスなんてない方がいいのでは?」とすら思う。

まあこの場合は夫のモラがハラッてるのが問題で、そんな連中の汚棒は「汚物は消毒だ~!!」と火炎放射器で燃やすといい。

以前「セックスレス夫婦の絆はもろい?」という取材を受けたが、セックスがなくても仲のいい夫婦はいるし、セックスがあっても離婚する夫婦もいて、セックスの有無は関係ない。

片方はしたくて片方はしたくない場合は話し合うべきだし、その話し合いができないなら、その関係性自体が問題だろう。

「夫とはセックスレスで、人工授精や体外受精で子を授かった」という話も耳にするし、いまやセックスしなくても子どものできる時代。

にもかかわらず「日本人はセックスしなくなった」と嘆く人々もいる。

彼らは「最近の学生は酒も飲まず車も乗らずセックスもせず、授業にマジメに出てるんだろ?まったくどうなってるんだ」とボヤいたりするが、学生の分際で酒ばっか飲んで車乗り回してセックスしまくる方がどうかしてるぞ、という話だ。

そんなバブルの燃えカスの恋愛セックス至上主義に耳を貸す必要はないし、「たわごとは地獄の鬼にでも言え!!」とさらに燃やしてやるといい。

恋愛もセックスもしたい人はすればいいし、したくない人はしなくていいし、他人のことはほっとけやという話なのだ。