蛇・ナイフ・バス…どこまで許容できるか?夫婦の趣味問題/59番目のマリアージュ

野性的なカップルの画像

 先日、ニコニコ動画内で連載中の『アルテイシアの相談室』で「婚活で趣味の話をすると女性にドン引きされる」という男性の悩みを取り上げた。

 相談者氏の趣味は、蛇とナイフ。爬虫類オタクで蛇を3匹飼っており、若い頃『ランボー』に憧れてナイフ格闘術を始めたらしい。

 そのメールを読んで「似ている…(CV池田秀一)うちの夫に」と呟いた。

 我が夫もトカゲやクワガタを飼育しており、ランボーやゴルゴ13に憧れてナイフやエアガンを収集している。また若い頃は山奥でナイフ投げの訓練もしていたらしい。

 もし初対面で夫に「はじめまして、爬虫類と昆虫とナイフと銃とUMAが趣味です」と言われたら「そうですか、では失礼」と席を立ったかもしれない。

「自分が理解できないからといって、人の好きなモノを否定すべきじゃない」という主義の私だが、相手をよく知らないうちは「こいつヤベえ奴かも」と危機管理センサーが働くものだ。

 夫とはバーで飲み仲間として親しくなり、「こいつは変人だが善人だ」と信頼したうえで付き合った。

 ゆえに夫の実家に遊びに行き、『KGB殺人術』『傭兵マニュアル』といった書物やナイフやエアガンのコレクションを見て「家宅捜索されたらヤバそうな部屋だな」と思ったし、恐竜の壁紙を見て「子どもの頃から使ってる部屋だもんね」というと「いや去年張り替えた」と返され「30過ぎてこのセレクト?」と若干うろたえはしたが、「あの窓を割って逃げよう」とは思わなかった。

 そして人はいったん相手を好きになると、大抵のことは受け入れられるものだ。

 …と書いたものの、実際のところどうなのか?

 昔、夫が撮影した『野人発見』というムービーを観た時、全裸で木に登って砂を食う夫の姿に息を飲んだ。とはいえ、野人の撮影やナイフ投げは「外で勝手に楽しんでこいや」という趣味である。

 一方、蛇は家の中で飼育するものだし、エサはマウスやコオロギだ。受け入れたくても生理的に無理な人もいるんじゃないか。

 我が家もエサのコオロギが大量脱走した際、夫に「何とかしてくれ」と言うと「よし、カマキリを放とう」と返されて「うちは草むらか!」と抗議した。

 もし私が昆虫が無理なタイプだったら、離婚事由=コオロギで別れていたかもしれない。