「うちの実家、宗教やってるけど大丈夫?」難しすぎる義実家での帰省マナー

老後の生活を心配するフリーランス女性の画像

 毎年、GWが近づくと、SNSを覗くのが少し憂鬱になります。お盆、正月も私にとってはそんな感じ。既婚のみなさまが義実家や実家に帰省し、和気あいあいとした団欒フォトをボムするシーズンです。

 あんまり大きな声では言えないですが、私、実家が苦手です。義実家なんてもっと苦手。もともと極度のマイペースで、人と何時間も同じ空間にいると疲れてくつろぐことができないタイプな上に、家事能力の低いダラ嫁なので、いつ叱責の声が飛んでくるかとビクビクしちゃいますもん。

 この時期になると、雑誌やWEB媒体がそれっぽい特集をやいのやいのと組みだして、私の心は曇ります。「帰省のマナー」「喜ばれる手みやげ」「使えるお手伝いグッズ」などといった特集が目につき、「これをやったら嫁失格!」という脅し文句まで踊ります。ドヨーーーン。義実家行きたくねーーー。

ルール複雑かよ!

 新婚の頃、まだピュアだった私には、人並みに「できるなら義母・義父に気に入られたい、この嫁になら息子を安心して任せられる、と思ってもらいたい」ぐらいの気概はありました。なので、おっかなびっくり、そういった帰省マナー特集をチラ読みしていたこともありましたよ。

 けどね、もう、書いてあることが、ブレッブレなんですもん。意味分かんないっす。「帰省はエプロン、スリッパ持参で」「ゆっくりしてて、という言葉を真に受けてはいけない」とアドバイスしているかと思えば、「出しゃばっちゃいけない」とバッサリ。え。じゃどうすんの結局。手伝うの? 手伝わないの? あ、やっぱ手伝うのね。

 で、読み進めると、手伝い方についても、「お義母さまを真似て、同じやり方で」と言ってるそのクチで、「誰よりも先に立って動く、モタモタしない」とか言い出す! 何のプロレスだよ! ルール複雑かよ! もうこれ絶対どうやっても失敗するやつじゃん。そもそも、体験談コーナーみたいなの読んでると、何をやってもダメ出しされる嫁が一万人ぐらい湧いてるから、もうこの試合、そもそもダラ嫁じゃ勝てないやつじゃん…。