不倫というか、婚外セックスをしている既婚女性ってだいたい2タイプに分かれると思っています。ひとつは結婚をしていても、まだまだ恋愛現役というか、刺激を求めて夫以外の相手とのアバンチュールを楽しみたいタイプ。「家庭は家庭でわたしはわたし。だから好きなことをする」とあまり悪びれることなくヨソでのセックスを楽しむタイプで、だいたいそういう人は、自分の生き方を自分で決めて作り上げているので強い。
対してもうひとつは、本当は夫で満たしたいのだけども、実状はセックスレス。さみしいとか女を終わらせたくないとかで、「仕方なく婚外セックスで満たす」というタイプ。こちらは「だって仕方がないから」と開き直りつつも、どこか後ろめたさを感じている場合が多い。
どちらがいいとも悪いともいえないけれど、話を聞いていてどこか不安になるのは断然に後者のほうで、なぜならば、どこか危うげだから。けど、その危うげなところが同じ女であるわたしから見ても色っぽかったりして、色気とはまさに漏れるものなのだと思うのです。
仕方なく不倫する既婚女性の本音
以前、ドンピシャに後者のタイプの女性を取材したことがありました。夫とは長年のセックスレス。仕事で知り合った男性とそういう関係になり、たまに密会してはセックスをしているのだけれども、根が真面目な性分なので配偶者を裏切っていることがつらくて仕方がない。でもこの先、一 生誰ともセックスをしない人生を送るのはわびしいという。夫とセックスができれば浮気なんてしやしない、とまでのたまう。
それでも、ややこしいのは彼女は「夫とはセックスをする気になれない」とも言うのです。夫とセックスができれば浮気はしないけれども、夫とはセックスをする気なれないというアンビバレンツ。どうやっても解決しようがなさすぎるし、出口の見つけようがない!
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