こんにちは、斗比主閲子です。
前回の記事では「家事分担ができないのはこの社会のせいだ!」と考えようとお伝えしました。
とはいえ、二人一緒に社会を恨んでも、残念ながら目の前の家事はなくなってくれません。今回は、どうやって実際に家事を分担するのか、具体的な方法を考えてみます。
まずは家事を『見える化』しよう!話はそれから!!
家事分担が上手くいかない最大の原因は、どんな家事があるかを夫婦で共有できていないことです。 どんな家事をやってほしいか言わずに「あなたは全然家事をしてくれてない!」と相手を糾弾するのは悪手です。言われた方は「じゃあ、どこまでやればいいんだ!」「できることはやっているじゃないか!」と応酬したくなり、泥沼に陥ります。 これを避けるには、どんな家事があるかを『見える化』して共有すること。では、単に家事をリストアップすればいいかというと、いくつか注意点があります。例えばこんなところです。
(1)可能な限り、家事を細分化して記載すること(時間と頻度はセット)
(2)現状、誰が担当しているかを夫婦で一緒に確認すること
(3)家事分担はアウトソーシングも選択肢に入れること
それぞれ具体的に説明していきます。
(1)『家事の細分化』で共有を
家事を細分化するというのは、掃除だったら、トイレ掃除・風呂掃除・床掃除・庭掃除と細かく分けることですね。 洗濯だったら、洗濯機に入れる・洗濯機から出して干す・干したものを取り込む・取り込んで畳む・各収納場所に入れるぐらいでしょうか。料理だったら、食材の買い出し・調理・後片付け(含む皿洗い)・食材の管理となります。 家事を細分化する目的は、他人と家事の範囲を一致させるためです。「家事をする」と一言でいっても、どこまで何をするかは人それぞれ違います。「洗濯しておいて」は洗濯機に入れておくと考える人もいれば、干したものを取り込んで畳むところまでと考える人もいます。 細分化すれば、その家事がどこまでを意味しているかが誰でも分かるようになります。そこに頻度と時間を明記すれば、どの家事がどれくらい大変か分かりますよね。また、家事が不得意な人でも「この部分だけなら難しくないかも」と思えます。 分からないもの・見えないものは分担しようがないのです。だから、『見える化』して『細分化』するのが重要です。こうして、家事分担シートのベースができあがります。