帰省が地獄に変わるとき
だから、帰省するといっても、お互いにある程度距離感を持っていれば揉めることはないんですけどね。しかし、帰省が地獄に変わるときはあるものです。
帰省が地獄になるときは大体パターンが決まっています。以下の三つ以外ないと言ってもいいでしょう。
(1)帰省する子どもが帰省先の実家におんぶに抱っこする気満々なとき
(2)帰省される実家が子どもに帰省を強制してくるとき
(3)帰省先で実子が潤滑油として機能しないとき
どれか一つでもヤバいですが、三つ揃うと凶悪なことになります。
帰省先の誰が家事をするのか? お金を払うのか?
まず一つ目。
帰省する子どもが「実家は自分の家だ」「自分は子どもだ」と思って、家事を全くしなかったり、お金を一切払わないということはあります。
これ、実家に帰省するのが実子だけだったら、親は何となく受け入れるんですけど、実子の妻や夫、つまり義理の娘や息子が一緒となると話は変わってくるんですよね。
だって、親からすれば義理の娘や息子は赤の他人ですから。一応繋がりはあるものの、何もしない大人が急に二人出現すれば、「少しは手伝いをしてほしいな」「泊まりにくるのに飲食代も親持ちって図々しいのでは?」という気持ちがモヤモヤと立ち上ってきます。
実家に帰ると子ども時代に戻りたくなるのは仕方がないですが、いい大人として、親が許容する範囲で家事をし、適当にお金を入れておくと、お互い気分良く過ごせるものです。
なお、私の場合、実家に帰省する際はお土産にケーキを買っていきますね。他に、実家で親だけでは困ること(各種契約の確認、家電製品の購入、パソコンのアップデート等)を進んでやるようにしています。一宿一飯の御礼の気持ちです。
強制された帰省ほど嫌なものはない
次は二つ目。
実家から帰省を強制されると、もう嫌な予感がプンプンしますよね。実子はまだしも、義理の娘・息子も帰省を強制されれば、何かを期待しているということの表れです。
例えば、年末年始の親戚の集まり。家事をする人手が足りないというのもあるし、「●●家の人間として親戚に顔を見せないなんて失礼だ」なんて発想が親側にあったりもします。
次の話にも繋がりますが、こういうときは実子がいかに上手く話を整理できるかどうかで、帰省するかどうか、帰省したとしても嫌なことがないようにできるかが決まってきます。