「そンなに寒いナのかナ?」冬がないロシア人の夫/おそロシくない結婚

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by シベリカ子

みなさんは「ロシア」と聞いて何を思い浮かべますか?

暗い・寒い・怖い…の3大ネガティブイメージがパッと思い浮かぶ方も少なくないのではないでしょうか。

そんな暗くて寒くて怖そうな国からやって来たロシア人のP氏と結婚して約5年が経ちました。

5年も一緒に暮らしているとお互いのことが大体わかりそうなものですが、私はいまだにP氏のことがよくわかりません。

なぜ12月なのに部屋の中で半袖で過ごしているのか……寒くないのか…?

冬はマイナス10度、時にはマイナス20度以下にまで気温が下がる都市で生まれ育ったP氏にとっては、東京の冬は自分の故郷の秋くらいの感覚なのかもしれません。

現に、外出時も日本人から見ると「大丈夫?」と言いたくなるくらい薄着で出かけており、会う人に「寒くないの?」と心配されることもしばしば。東京にいる限りP氏の中では、春夏秋、春夏秋の順で季節が巡っていくのかもしれません。

Text/シベリカ子

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