震えているか?
何に震えているかは言うまでもない。アニメ『活撃 刀剣乱舞』にだ。
放送開始は7月だが、そろそろ小便と神様へのお祈りを済ませて、部屋の隅でガタガタ震えていなければいけない段階だ。まだという者は遅きに失しており、猛省の必要がある。
昨年『刀剣乱舞 花丸』が放送される前も震えていた。もちろん「死」への恐怖にだ。
この「死」とは、今まで、数枚の止め絵と数種類のボイスしかなかった刀剣乱舞のキャラクターが、いきなり動いて喋りだしたらショック死するんじゃないかという「死」である。喉が渇いている奴をいきなり放水車で轢いたら死ぬのと同じだ。
だが、俺や貴様らの死などどうでもいい。大体オタクというのはスペランカーぐらい良く死ぬし、ちょっと目を離したら何か沼にはまっているという、注意力散漫な生き物なのだ。自然淘汰されて当たり前だ。
しかし今回『活撃 刀剣乱舞』で危惧されている「死」は「推しキャラの死」である。
前回の花丸はぬるいアニメであった。しかし「誰も死なない、自分を傷つけるものが何も出てこない」というのは、ナイーヴな中年にとって何よりありがたいことなのである。
しかし今回の『活撃 刀剣乱舞』は、制作会社からして「死人がでない方がおかしい」と目されている。
ゲーム「刀剣乱舞」を知らない、竪穴式住居在住の民に説明すると、ゲーム中には「破壊」というシステムがある。「破壊」になった刀は、もう二度と戻ってこない。つまり死である。
この破壊描写が『活撃 刀剣乱舞』では起こるのではないか、と言われているのだ。
つまり、「長谷部が破壊されたらどうする?」という話である。(カクレウオとナマコのアナルでルームシェアしているお前らにも教えてやるが刀剣乱舞のキャラ「へし切長谷部」だ)
そんなのこっちが聞きたい。どうしたらいいのだ。
とりあえず予想としては「自我の崩壊」だろう、オッズは「0.9」だ。本命過ぎて当てても何も返ってこない。むしろ取られる。
思えば、今までのオタク人生「推しが死んだ」という経験がないような気がする。推しキャラが必ず作中で死ぬという、根っからの未亡人オタクもいるが、私は幸い今まで死別したことがない。
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