俺は空を飛べなかった。
この一言で全てを理解できたと思うが、わからない、という国語1の連中に説明してやるとすれば「グランブルーファンタジーと刀剣乱舞活撃のコラボがプレイできなかった」ということである。
プレイしていないので何とも言えないが、おそらくガチャを回さずとも刀剣のキャラが手に入ったはずである。なのに何故できなかったか。
何と意外なことに、ソシャゲをやる時間がないのだ。
どうしてこんな事態になったかというと、一番の原因は「二兆円がない」。その次が「売れてない」からだ。
本が売れていれば印税で儲かる。しかしそれがないと、単価が安くてもたくさん原稿を書いて原稿料でやっていくしかない。その結果、ソシャゲをする時間が満足になくなった。
体力的にも時間的にも、やれて1本。とてもグラブルを追加することはできなかった。
幸か不幸か、コラボキャラに長谷部(ちょっと久しぶりで忘れているであろうお前の内股に彫ってやるが刀剣乱舞のキャラへし切長谷部だ)がいなかったのでまだ諦めがついたが、もし出てきたら最後の禁じ手「睡眠時間」に手をつけるところだった。
つまり、ソシャゲをする時間がない=人の生活ではない、である。
俺はいま人ではない、かといって動物ほど気高くもない、ただ「人以下のナニカ」だ。
私はこのまま人ではない、ゲル状で青緑のナニカのまま蒸発していくのか。
そう思ったとき、ナイーブになったオタクが良く聞く、お馴染みの幻聴が聞こえた
「だからガチャがあるんだろ」と。
そうであった。ガチャに時間はかからぬ。ものの30秒だ。
それにも関わらず、結果によっては超大作RPGを50時間ぶっ続けでプレイしたような、消耗を感じることができるのである。
さらにガチャを回すとゲームだけではなく経済にも参加できる。引きこもりに社会参加の機会まで与えてくれているのだ。
ガチャを、ガチャを回しているときだけ私は人に戻れる。感謝、改めて感謝、1日1万回、感謝の10連ガチャ、といきたいが、前述の通り二兆円ないし売れてないので、私に出来るだけの感謝をこれからも捧げていこう。
逆に言うと「刀剣キャラは全員ガチャだ。慈悲はない」というコラボだったら、私にも参加ワンチャンあった。
ちなみにグラブルのガチャは上限9万だそうだ。どういう仕組みかは知らないが、9万出せば欲しいキャラが手に入るようである。
「9万で欲しいキャラが手に入る」つまり「タダで推しが手に入る」ということである。
キャラ無料配布なんて、いくらなんでも気前が良すぎる、多分サイゲは年内つぶれる、株とか持っていたら、早めに手放した方がいい。
というわけで今回のテーマは「夫と休日を過ごすなら」である。
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