今回のテーマは「相性がいいなと実感したこと」である。
その昔、夫に「あなたといると楽だ」と言われたことがあるような気がする。
おそらく結婚前のことなので、現在は「もぅマヂ無理…」かもしれないし、本当にそんなことを言われたのかさえ定かではない。私が都合の良い幻覚を見た、という可能性も高い。
最近では「夫の存在が幻覚説」も信ぴょう性を帯びてきた。
では、なぜ夫の幻覚はそんなことを言ったのであろうか。
夫に「あなたの幻覚の発言の意図を教えてくれ」と聞いたところで、ノーモーションで病院に連れていかれるだろうから、自分で考えるしかない。
例えば、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるタイプの女なら一緒に居て楽、と言うのも頷けるが、そう言った意味で夫に楽をさせたことは観測史上、未だかつて一度たりとも、歴史的皆無だ。
では、夫の幻覚は一体何をもってして私といると楽なのか。
おそらく、世話を焼いてくれるわけではないが、行動に干渉や制限をかけてこない、という点が楽なのではないだろうか?
そう夫の幻覚に問いかけてみたが、返事はない。返事がないのは肯定とみなす。
この、「お互いのすることに干渉しない」という点は、私と夫の幻覚は相性が良い方だと思う。
と、今まで思っていたのだが、夫の幻覚はともかく私は本当に、相手の行動を制限せず、束縛しないタイプなのだろうか。
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