生物にとって最大の目的は…

生物にとって最大の目的は、後世に自分の遺伝子を残すこと。要するに「子作り」ってやつですな。

男性の場合は、作ろうと思えば何百人もの子孫を残すことが可能。人間的魅力や経済的余裕があれば、今日はA子で明日はB子であさってはC子……と、どんどん種蒔きできます。しかし女性の場合はそういうわけにはいきません。妊娠期間に加え授乳期間も含めると、一生涯で作ることのできる子どもの数は限界があります。

むろん、例外はありますよ。ロシアのヒョードル・ワシリエフという農民の奥さんでバレンティナという女性は、27回の出産で69人の子どもを授かったとのこと(双子、三つ子、四つ子を含む)。ですが、これはあくまでも例外中の例外! ビッグマミィ美奈子さんだって8人なのですから、やはり作ることができる子どもの数には限界があるのです。

だからこそ、ですよ。相手男性の細かな情報まで分析をする必要があるのでしょうね。「顔は良いが、モテモテで女性の影に悩まされるかもしれん」とか「性格は優しいが、私はMっ気が強いからセックスではリードしてくれるほうがベター」「セックスといえば、ヤルと好きになっちゃうので、カンタンにヤルわけにはいかん!」等々。これらの確認事項に時間がかかっているのです。

特に、セックスすると好きになる現象は「女性あるある」と言っても過言ではないでしょう。そのため乙女たちは、心を持ってゆかれぬよう、ありとあらゆる手段を駆使して初セックスを先延ばしにします。「好きならばセックスしたいはずなのに……」「セックスを拒み続けているということは私、まだ彼を好きじゃないんだわ」と、辻褄合わせも起きているのでしょう。

こうして世の女性たちは、男性を好きになるのに、ある程度の時間を要しているのです。まあ、それで良いんじゃないでしょうか。「急いては事をし損じる」って諺もあるくらいですから。のんびりいきましょう。

Text/菊池美佳子

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